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高脂肪・高糖質の食品はスパイスをプラスするとダイエット食に?米・研究

近年の「機能性表示食品」ブームで、スパイスやハーブも多く取り入れられるようになりましたね。
例え、高脂肪・高糖質の食品であっても、スパイスを食事に加えることで、体内の炎症を防ぎ、肥満予防になるようです!?
スパイスは食事に美味しさだけはなく、健康効果ももたらしてくれるようです!
アメリカの最新影響研究を見てみましょう。

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1日6gのスパイスで、いつもの食事が健康食に?

アメリカのペンシルバニア州立大学の研究によると、様々なスパイスを食事に加えることで、体内炎症を下げる効果が期待できるようです。
その量は約6gほど。小さじ一杯強の分量です。

研究では、高脂肪・高糖質(炭水化物)食をよく食べる参加者を対象に、

  • 【A】1日6gのスパイスをブレンド
  • 【B】1日2gのスパイスをブレンド
  • 【B】いつも通りの食事

この3つに分けて、3日間、食事を続けてもらいました。

高脂肪・高糖質食でもスパイスをプラスするとダイエットに!?

その結果、【A】グループの人たちは、高脂肪・高糖質の食事内容であったのに、【B】グループと比べると、有意に「炎症マーカー」が低くなることがわかったのです。
「炎症マーカー」とは、体内で何らかの炎症を引き起こし、肥満をはじめ高血圧など、身体の健康を害することです。
1日たった、6gのスパイスを3日間続けるだけで、差がでるので驚きですね。

高脂肪・高糖質食を好む人の健康傾向は?

この研究の対象となったのは、肥満と診断された、40~65歳の男性12人でしたが、いずれも心血管疾患リスクなど、1つ以上の生活習慣病のリスク因子を持ち合わせていました。
そして、食事内容はおおむね、高脂肪・高糖質食でした。

研究結果の詳細は?

この人たちを対象に、前述のように3つのグループにわけ、炎症マーカーを測定するために、食事の前後1時間ごとに採血を行いました。

血液検査の結果、【A】グループのスパイスを多く摂っていた人たちは、【B】【C】グループよりも、炎症性サイトカインが有意に減少していることがわかったのです。

まだこの時点では、どのスパイスの、どの成分が炎症を抑える働きがあるのかはわかっていませんが、スパイスをいつもの食事に多めにプラスすることで、健康度がグンと上がることがわかりましたね。
※参考:『栄養学雑誌』

スパイスを取り入れよう!

スパイスというと、カレーやエスニック料理を思い浮かべる人が多いことでしょう。
しかし、和食にも呼び方が違うだけで「スパイス」はよく使われています。
和食では「香味野菜」と呼ばれることが多い、「シソ」「ハッカ(ミント)」「生姜」「にんにく」「唐辛子」「山椒」「こしょう」「七味(一味)唐辛子」「三つ葉」「ニッキ(シナモン)」などです。
中華料理では薬膳料理として親しまれていますね。

イタリアンなどの洋食ではハーブと呼ばれる「バジル」「ミント」「ローズマリー」「オレガノ」あたり。

スーパーに行くと必ずスパイスコーナーがあり、10種類以上が見つかるでしょう。
こうしたスパイスは、少量でも料理の味を引き立て、健康作用が高めるので、大いに役立てたいですね。

いつものお料理に変化をもたらせ、レパートリーも広がるでしょう。