食べる量を減らしたり、カロリー制限をするなど、何らかのダイエットを取り入れながら、運動を取り入れると、骨に悪い影響が出るそうです!?
アメリカの最新研究を見てみましょう。
ダイエットしながらの運動は骨に悪い?
アメリカのノースカロライナ大学の研究では、まだ、動物実験の段階ではありますが、冒頭のような結果がわかってきました。
研究では、マウスを4つのグループに分け、
- 通常食
- 30%カロリー制限
- 通常食+運動
- 30%カロリー制限+運動
としました。
その結果、この軽度のカロリー制限によって2のグループでは、体重が減りましたが、骨髄脂肪の増加がみられたそうです。
また、カロリー制限をした上で運動させた4グループでは、骨髄の脂肪は減少しましたが、骨の全体的な量と質が低下したそうです。
今までの見解では「運動は骨を強くする」と考えられていましたが、カロリー制限をしながら運動を取り入れても、逆に骨がもろくなることがわかったのです。
これが人間なら大変!?
研究者たちは、動物実験の段階ではありますが、マウスでの実験結果は、人間でも同じことが言えるケースが多いため、
この結果を人間にあてはめると、低カロリー食で、カラダへの栄養は十分に摂れていたとしても、骨の健康にはネガティブな影響があります。
特に「食事制限と運動を組み合わさせ」は危ない。
と述べています。
さいごに
多くの人が、手っ取り早いダイエット法として、食事量を減らして、運動量を増やす!というパターンは取り入れていそうですね。
骨がもろくなると、まだ働き世代のパパママでも、早期の五十肩(四十肩)や、転びやすい、爪や歯がもろくなる、といった影響が出てくるかもしれないので、気を付けたいですね。