成人年齢が18歳に引き下げられても、お酒は二十歳から!
これを守れている現役大学生が多いかどうかは不明ですが、女子大生は、男子学生に比べると、アルコール摂取頻度が学業成績を左右させるようです!?
アメリカの最新、脳科学研究の詳細を見てみましょう。
女子大生の飲酒は脳神経に影響か?
アメリカのニューヨーク州立大学ビンガムトン校の研究によると、女子大生は、男子学生と比較すると、大量のアルコール摂取の影響を受けやすく、成績を左右するだけではなく、学業への興味も失いやすいそうです!?
研究では、アルコールの摂取量が高い大学生と低い大学生の、脳神経と学業的な努力について調査を開始!
無記名のアンケート調査も行いました。
アンケートには「アルコール摂取頻度」「睡眠」「学業成績」「学習意欲」が調査され、男女ともに、大量飲酒は、他の薬物中毒やリスク行為(暴力・万引きなど)につながる可能性が高いことがわかってきました。
これはアルコール摂取による脳への影響が関与しているようです。
特に女性は飲酒による認知機能が低下しやすい?
飲酒による学力低下や薬物依存、リスク行為は、主に脳に影響するからだと考えられています。
脳には「行動」を司る「大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)」という領域があり、普段はそこを制御することで、理性が保たれています。
しかしアルコールを摂取しすぎると、その領域の制御が効かなくなり、認知機能も鈍りやすいとのこと。
こうした現象は、若い女性で起こりやすいこともわかりました。
大量飲酒による男女別の影響とは?
研究班によると、女子大生のような若い女性は、男子学生と比べて、大量飲酒により、脳の認知機能に影響を受けやすく、学業への興味を失い、成績を落としやすい傾向にあるとのこと。
一方の男子学生が大量飲酒すると、リスキーな行動をとりやすいこともわかってきました。
また、若い女性は、精神的な問題を解消するため、アルコールに依存し、自分を癒そうとする傾向が高いこともわかりました。
研究者たちは、男女で脳の形態学的な違いもあるが、女性は男性よりもアルコール代謝が遅いため、脳に「アセトアルデヒド」を蓄積する可能性も高く、それが、男女の行動の違いにもなっているのではないか? と推測しています。
※参考:『神経科学と教育の動向』
さいごに
女子大生のいらっしゃるご家庭では、家飲みはほどほどに!
また、二十代の若いママも、認知機能が低下すると、仕事能率が下がったり、家事や生活に影響が出てくるので、気を付けたいですね。