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男性の方が「アル中」で亡くなる確率が高い!?その理由とは?ロシア・研究

飲酒習慣は、改めなければならない生活習慣の1つに上がっていますね。
毎日飲酒習慣がある人は、少量ならアルコール中毒予備軍。
毎日あおるように飲酒している人はアルコール中毒と言えるでしょう。
そんな「アル中」について、ロシアから最新研究の詳細が発表されました。
詳細を見てみましょう。

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飲酒が原因で様々な疾患や事故の確率が高くなる

以前から大量の飲酒は致命的な疾患につながることはわかっていました。
「急性アルコール中毒」をはじめ、「肝硬変」や何らかの「重篤な肝臓の疾患」、「虚血性心疾患」「脳卒中」などです。
また、ある種のがんや「自動車事故」「自転車事故」「殺人」「転倒」「やけど」「凍傷」なども過度な飲酒で判断力が鈍って、引き起こしているケースが多々あります。

東ヨーロッパではアルコール中毒で早死にする男性が多い?

ロシアの国立研究大学高等経済学院の研究報告によると、ロシアや東ヨーロッパ諸国の人たちの統計を分析した結果、男性の方がアルコール中毒で早死にするリスクが高いことがわかってきました。

ロシアだけの公式統計だと、アルコール関連死亡率は総死亡率の3.1%ほどでした。
しかし、日頃アルコールを飲まない健常者がアルコールを摂取した場合の死亡率は8.8%に上昇するそうです。

ロシアは広いので、ロシア全体の統計だとその数字ですが、ヨーロッパよりのロシアの地区(ヨーロッパロシア)では、ロシアの平均値よりも死亡率は高いそうです。
また東ヨーロッパの主要な経済国「ラルーシ」「リトアニア」「ポーランド」でも大量飲酒の男性は、早死にする確率が高いということです。

アルコールによる死亡率が高い都市は?

研究班は、この4つの地域を対象に20~64歳の死亡率を検討しました。
調査地域は各国の総計1,180の市町村ということです。

解析の結果、アルコール関連死亡率が最も多い地域はロシア北西部と西部、ベラルーシ東部と北西部、リトアニア南東部、ポーランド東部と中部だったそうです。

逆に、最も死亡率が「低かった」のはモスクワ、サンクトペテルブルグ、そして中央黒土経済地区でした。
※参考:『薬物アルコールレビュー』

さいごに

地域性もあるかもしれませんが、経済が潤っている地区ほどアルコールによる関連死が少ないようですね。
社会不安や過度なストレスがあると、アルコールや薬物に依存して現実回避する傾向もあります。
アルコールに依存すると、肝臓を中心に死に至る病気になる確率が高くなる上、「お酒の勢い」で事故や悪事を招いてしまうと本末転倒です。
この研究結果はロシア圏のものですが、アルコール好きのパパママはくれぐれも摂取量が増えないよう、気を付けておきたいですね。