AnnaBabyTokyo

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肥満は早死リスクに?40歳までに体重を減らそう! アメリカ・研究

「肥満は万病のもと」といいますが、まだ若年層!というパパママ世代は40歳までに普通体重に戻しておけば、将来の早死リスクが下がるようです!?
アメリカの研究報告を見てみましょう。

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中年期の体重減少が早期死亡リスクを下げる?

アメリカのボストン大学公衆衛生学校の研究により、冒頭のようなことがわかってきました。
研究では、アメリカの「国民健康・栄養調査」の1999年から2015年までの約24,000人のデータを解析。
調査開始時の対象者年齢は40~74歳で、データには対象者が25歳の時のBMIデータも含まれていました。
解析では、BMIの年齢による変化と死亡リスクの関係が調べられ、「性別」「喫煙の有無」「学歴」などの関連因子を調整しました。
その結果、25歳の時に肥満(BMI値が30以上)だった者でも、中年期に過体重(BMI値25~30)に減少した者は、肥満であり続けた者よりも、早期死亡リスクが54%も低いことがわかったのです!

体重を減少させる行為が長寿に?

研究では、25歳の時に「肥満」であった者全員が、「過体重」あたりの体重まで減量できていれば、国民の総死亡率の3.2%は避けられると推測。
しかし、実際は「肥満」から「過体重」に減量できた者は、全「肥満」者のわずか0.8%に過ぎなかったそうです。

後年から減量に励んでも無意味?

研究では、後年(50代以降)に、体重を減らした者においては、死亡リスクの低下は見られなかったこともわかりました。
高齢者の体重低下は、加齢に伴う健康悪化と結びついているケースも多いためだと考えられています。

40歳までの減量は、健康維持にも役立つ?

今回の研究では、減量する時期と早死リスクに焦点が当てられていましたが、健康的な体重を維持することは、「高血圧」「糖尿病」「心臓病」「がん」といった多くの慢性疾患の負担も軽減されるだろう、と研究者たちは述べています。
※参考:『JAMAネットワークオープン』

さいごに

減量するなら、40代までに実践することが重要なようですね。
たしかに40代後半から、様々な生活習慣病リスクが出てきます。
特に今年はコロナの影響で"巣ごもり"生活を送っている人も多いので、「太ってきた!」という方も多いことでしょう。
目先のコロナ危機と「食い気」だけに目を向けず、将来的な健康も見直す必要がありそうですね。