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11~12歳の時に小児肥満だと心臓に悪影響? オーストラリア・研究

幼少期を小児肥満のままで過ごしていると、すでに11~12歳の時点で、心臓への悪影響が出るようです!?
オーストラリアの最新研究を見てみましょう。

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11~12歳の小児肥満児に動脈硬化が確認?

オーストラリアの「マードック小児研究所」の調査によると、11~12歳の時点で肥満や過体重であった場合、すでに「動脈硬化」と心臓の「内壁肥厚」のサインが見られることがわかりました。
これは、成人になってからのメタボ発症リスクが非常に高いことを示唆しているそうです。
また、小児期の肥満期間が、長ければ長いほど、そのリスクは高いようです。

小児期の肥満は特に危険?

オーストラリアの「マードック小児研究所」の調査によると、11~12歳の時点で肥満や過体重であった場合、すでに「動脈硬化」と心臓の「内壁肥厚」のサインが見られることがわかりました。
これは、成人になってからのメタボ発症リスクが非常に高いことを示唆しているそうです。
また、小児期の肥満期間が、長ければ長いほど、そのリスクは高いようです。

小児期の肥満は特に危険?

研究者たちは、公衆衛生の観点からみても、小児期の肥満は、子どもの循環器疾患を防ぐためにも、成人期の循環器疾患を防ぐためにも、早期に改善することが重要だと述べています。

子どもの肥満を防ぐためにも、各国に、脂肪や糖を多く含む加工食品を増税して、摂取を控えるよう政策が重要だ、とも述べています。
子どもの通学途中や、自動販売機、スポーツ施設などでの菓子や加糖飲料の販売なども含めてだそうです。

子どもの2年ごとのBMI指標により判明!

以前から小児期のBMIと成長後の心臓への負担は関連があると推測されていましたが、いつ、どのように影響するかまでは、わかっていませんでした。

今回の研究では、0~1歳から9~10歳までの期間において、2年ごとに身長と体重を測定し、約1,800人のデータをもとに循環器疾患のリスクスコアを解析。
その後、対象となった子どもたちが11~12歳になった時には、血圧や血管の健康状態、血中コレステロール値、血糖値などが測定されました。

その結果、前述のようなことが判明したのです。

肥満の改善が心疾患での死亡リスクを救う?

研究者たちは、
「肥満の流行は公衆衛生上の大きな問題です。
肥満が増えていることで、心疾患による死亡率も上昇しているので、肥満の蔓延を食い止める政策が必要です!」
と述べています。
※参考:『小児科学』

さいごに

どこの国でも、子ども用のお菓子やジュースには砂糖がたっぷりと含まれていますよね。
食品メーカーのCMをはじめ、子どもが集まる学校や塾、スポーツ施設でも売店や自販機にはお菓子やジュースが並んでいます。
国をあげて政策を変革しなければ、子どもの砂糖摂取量はどんどん増えていくかもしれません!?
パパママがこうした知識を得て、お菓子や揚げ菓子をお子さんになるべく与えないよう、注意したいですね。