コロナ関連の最新ニュースを、SNSを通じて得ている人たち程、コロナの誤情報を信じやすいことが、統計でわかってきました!
カナダの最新統計データの詳細を見てみましょう。
コロナ関連のニュースは新聞やTVなど伝統的なメディアで!
カナダのマギル大学の研究により、冒頭のようなことがわかってきました。
その一方で、伝統的な新聞や経済雑誌、国営放送のTV番組からニュースを得ている人は、公衆衛生上の推奨項目を遵守し、冷静に受け止めている傾向が高いこともわかってきました。
最新の統計データ解析とは?
この研究では、ソーシャルメディアとニュースの解析、そして調査研究を併用して、誤った情報への曝露と行動への影響が検討されました。
数百万のツイート、数千のニュース記事、そしてカナダ人を対象としたアンケート調査をもとに、統計がとられました。
研究では、次の3つの課題が浮かび上がってきました。
- ソーシャルメディアと伝統的なニュースメディアにおいて新型コロナウイルスに関して、誤情報がどれほど広まったか?
- これらの情報は人々にコロナに関する誤解を与えているのか?
- 人々の行動にまで影響したのか?
昨今のニュースはSNSが中心?
カナダ人をはじめ、今や世界中の人々にとって、ニュースの情報源はTVや新聞ではなく、TwitterやFacebook、LINEといったSNSが中心です。
こうした背景は、誤情報の拡散に適しており、結果として人々をパニックに陥れているのではないか? と研究者たちは推測しています。
統計調査を進めていくと、SNSから発するニュースは、TVや新聞の情報と大きく違うため、各国の方針などが正しく国民に伝わっていないこともわかってきました。
人々の行動が変わるのは伝統的なメディアニュース?
統計の結果、伝統的なニュース(TVや新聞)でコロナの情報を確認している人は、国の推奨事項を遵守している傾向があり、そして化学的リテラシーが高く、社会経済的特性も高いことがわかってきました。
つまり、ある程度の教養と経済力があり、社会的地位が高い人ほど、SNSの情報には振り回されず、伝統的なメディアニュースから情報を得ていることもわかってきました。
逆にSNSの誤情報を信じやすい人ほど、ソーシャルディスタンスやマスク着用といった基本的な事項を守っていないケースも多いようです。
SNSは公衆衛生上の害にも?
研究者たちは、SNSからの情報は、コロナ禍において、公衆衛生上の害となっている可能性が高い、とも指摘!
※参考:『ハーバード・ケネディ・スクール誤報レビュー』
今は、TVの視聴率が落ち、新聞をとる人も少なくなってきましたね。
ネットニュースでも、大手新聞社やTV局が発信するニュース記事に目を通し、発信元がわからないSNS上のデマや薬情報などは、信じないよう、心掛けたいですね。
特にお子さんのSNS使用は、パパママが気を配ってあげるようにしましょう。