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リテラシーの低い人ほど間違った医療情報を信じやすい?アメリカ・研究

コロナを始め、様々な疾患が渦巻く昨今。
アメリカの最新研究によると、教育レベルの低い人やヘルスリテラシーの低い人など、知識の少ない人ほど間違った医療情報を信じやすく、負のスパイラルに陥っていることがわかってきました。
詳細を見てみましょう。

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様々なリテラシーの低い人は間違った医療情報を掴みやすい?

アメリカのコロラド大学の研究より、冒頭のようなことがわかってきました。
ここでいう様々なリテラシーとは、

  • 教育レベル
  • ヘルスリテラシー
  • 代替医療に頼る人
  • 医療システムの不信感

といったリテラシーの低い人たちを言うそうです。
こうした、人たちは、自分で本物を見極める判断も乏しく、知識も乏しいため、不正確な情報に振りまわされる傾向にあります。
こうした間違った情報は、人々が病気を回避するための予防措置をとることを思いとどまらせたり、病気になったときのケアを躊躇する可能性があり、優れたヘルスケアにたどり着けないようです。

ワクチンやガン治療に対する情報の正確性

研究チームは、24件のワクチンやガン治療に関する、最新のSNSの投稿について、それらの正確性について、約1,000名を対象にテストを行いました。
対象となったのは、40~80歳のアメリカ国籍の男女です。
研究では、正解率に応じて、対象者を3つのグループにわけ、その人たちの特徴を割り出しました。
研究チームは、対象者の教育レベル、ヘルスリテラシー、医療システムの不信感、代替医療の知識などを詳細に調べましたが、解析の結果、こうした知識が乏しい人たちほど、誤った情報を信じやすいことがわかったのです。

誤った情報に踊らされやすい人の特徴

研究チームは、誤った情報に踊らされやすい人たちの特徴を割り出せたことは、今後の公衆衛生当局が、さまざまな医療問題について的を絞ったメッセージを流したりするのに役立つ可能性があるとのこと。

謝った情報に影響されやすい人々は、主に3つの特徴がありました。

  • 教育レベルが低い
  • ヘルスリテラシーレベルが低い
  • 医療システムに不信感を持っている

こうした人たちは、様々な種類の健康に関する誤った情報を、いち早く信じる傾向があり、例えば「タンポポがガン治療に良い」といった、明らかにウソとわかるような情報でも簡単に信じる傾向があるそうです。
これは、コロナ禍のパンデミックでは、大変な危険なことだと指摘しています。

誤った情報は消えないので個々人の判断が必要!

この結果をふまえ、研究者たちは、

社会のIT化に伴い、誤った情報サイクルを中断したり、消滅させるのは、もはや不可能に近いのが現状です。
こうした、誤情報を信じやすい人たちの特徴がわかったので、該当すると思われる人たちは、その情報が科学的根拠に基づくものか? 発信元は何か? など、個々人が、ヘルスリテラシーレベルを上げることが必要不可欠です。

と述べています。
※参考:『健康心理学』

さいごに

少々耳の痛い指摘もありましたが、物事を追及して考える習慣のない人たちは、確かに誤情報に踊らされてしまうかもしれませんね。
発信元がハッキリしたないもの、単なる都市伝説などに惑わされないよう、気を付けたいですね。