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拡大しつづけるベビーフード市場!砂糖添加が問題?イギリス・研究

世界各国で共働き世帯が増えているため、乳幼児向け食品の市場も、ここ数年で成長しています。
しかし、ベビーフードの砂糖含有量が非常に多いこともわかってきました。
イギリスの最新研究の詳細を見てみましょう。

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ベビーフードは砂糖添加が多く問題?

イギリスのグラスゴー大学では医学部・獣医学部・生命科学部による合同研究で、2013年からベビーフードの調査を行っていました。
近年、特に乳幼児向けのスナック菓子が多数販売されるようになり、塩味の食品にも、かなりの量の砂糖が添加されていることがわかってきました。

イギリスの乳幼児の約60%が市販品を摂取!

イギリスでは、手作りのベビーフードを推奨していますが、現状としては、乳幼児の約60%がまだ市販のベビーフードを与えられています。
それも、月齢6ヶ月から12ヶ月の1歳に満たない乳幼児たちです!

グラスゴー大学の研究班は2013年の調査開始時から、市販のベビーフードの栄養成分と質の悪さに問題がある、と報告していましたが、2019年現在も、さほど現状は変わってないようです。

ベビーフード市場の実態とは?

研究では、2013年からイギリスのベビーフード市場が、どのように変化したかを比較するため、2019年に国内の店舗やオンライン購入で、乳幼児食品の製品を分析しました。

調査では、製品の栄養成分と説明書を抽出し、月齢4ヶ月の乳児を対象とした製品から、砂糖含有量が分析されました。
対象となった製品は以下のタイプのベビーフードです。

  • 甘味と塩味食品の割合
  • ウェットタイプ
  • ドライタイプ(スナック菓子タイプ)

7年間でブランドや製品が増えたが……

2013年当初は、27ブランドあったベビーフードメーカーは、2019年には32ブランドに増えていました。
総製品数はこの7年で2倍の898品に増えています。
そのうち68%の製品がスプーンで食べるウェットタイプ食品で、多くがパウチ製品(54%)でした。
このうちの28%がドライタイプ食品だったということです。

また年齢(月齢)別の製品を見ると、

  • 4ヶ月向け食品は43%(2013年度)から23%(2019年度)に減少
  • 6~7ケ月向け食品は33%(2013年度)から43%(2019年度)に増加

という結果に。

ベビーフードは甘い製品が増えている!?

甘味食品と塩味食品の割合には変化はありませんでした。
甘いウェットタイプの食品は6%増加していました。アドバイスに基づき砂糖含有量は、減少傾向ではあったようですが……。

一方の塩味のウェットタイプの食品は、食べやすいように砂糖含有量が16%も上昇していたとのこと!

その結果、2019年時点でも、ベビーフードの砂糖含有量は相変わらず多く、臨床的なエビデンスは取れないものの、乳幼児の食事や間食における健康被害は大きいと考えられています。

ベビーフードによる虫歯や肥満が懸念

研究者たちは、市販のベビーフードで乳幼児の食事を与えていると、国の食事ガイドラインに影響を与える可能性が高いと話しています。

またベビーフードからの砂糖摂取により、乳歯の時点での虫歯リスクや小児肥満の懸念は大きい、とも述べています。

ベビーフードを展開する食品会社は、パッケージに使用の制限を表記するなど、新たな対応も必要だということです。

研究者たちは、市販のベビーフードはこの7年間でより充実したラインナップになったが、多用は甘味の摂取過多で大いに問題がある、と警鐘を鳴らしています。
※参考:『小児期疾患アーカイヴス』

さいごに

イギリスでの研究ではありますが、日本でも赤ちゃんの食事を市販品に頼っている方は多いことでしょう。
ブランドや化学調味料無添加などの表示に惑わされず、砂糖添加や糖質など、しっかりと見極めてから利用するようにしたいですね。