AnnaBabyTokyo

仕事・子育て・健康・栄養~働く女性を応援する情報ブログ

小児期の動脈硬化リスクは軽い運動で改善できる? フィンランド・研究

動脈硬化や心血管系の疾患は、中高年や高齢者だけではなく、小児期に見られる場合がありますね。
しかし、小児期の場合、成人と違って、軽い運動を取り入れたフィットネスの実行で、改善の余地があるそうです!
フィンランドの最新研究報告の結果を見てみましょう。

f:id:annababytokyo:20181107135755j:plain

約5600名の子供のデータを解析

東部フィンランド大学などの共同研究により、冒頭のような事実がわかってきました。
研究チームは、イギリスのエイボン親子横断研究の『誕生コホート』データを用いて、9~10歳の子供達のデータを解析しました。
対象人数は、約5600名。

運動習慣を取り入れると約10%の子供が改善?

軽い運動を取り入れ、心肺フィットネスを向上させると、他の危険因子を調整しても、動脈の弾力性や剛性の悪影響が防げ、動脈硬化などの心配代謝系リスクが4~12%も減少している事実が確認できたのです。

健康な子供は必ずフィットネス習慣を!

今回の研究結果は、対象となった子供たちが、健康でした。
今後は、肥満やメタボの有病率が高い子供たちを対象として、データを分析することが望ましいのですが、臨床面や公衆衛生面の観点で見ると、この結果は、充分、有意義なデータになるそうです。

メタボや心血管系リスク予防にフィットネスを!

この結果をふまえ、研究者たちは、

今回の研究の知見には、一貫性が見られる可能性が高く、心肺フィットネスの促進が、子供たちの、未来のメタボや心血管系の悪影響を防ぐことに繋がるでしょう。

と述べています。
※参考:『スポーツ及びエクササイズの医療と科学』

さいごに

運動習慣は、食生活とともに大切な習慣ですよね。
成長期の子供たちが過ごす学校教育(18歳まで)では、保育園や小学校から始まり、高校まで、必ず、週に数回は体育の授業があります。
定期的に身体を動かす習慣は、とても大切なのですね。