お題「#おうち時間」
「STAY HOME」実践されていますか?
おうち時間が長くなると、運動不足やおやつの食べ過ぎで、つい太りがちになりますよね。ダイエットサプリなどが売れているようですが、おうちでもできる運動習慣を持ちたいものです。
YouTubeなどでは、おうちで実践できる簡単な体操やヨガ、ピラティスなどの映像が流れているので、ぜひ活用してみましょう。
特に「ピラティス」は女性の血圧を下げる作用があるようです!アメリカの最新研究を見てみましょう。
ピラティスは女性の高血圧や心疾患予防に最適?
アメリカのメリーマウント大学などの共同研究によると、ピラティスは「高血圧」や「早期血管合併症」リスクを有する、特に若年の肥満女性の心血管を改善させることがわかってきました。
これまで「ピラティス」と心血管系の関連については、エビデンスが不足していました。そこで、研究チームは慢性疾患の既往歴(きおうれき)がなく、非喫煙者であり、高血圧傾向でBMI30前後の若年女性約30名を対象に、約12週間のピラティストレーニングを開始して、経過を観察したのです。
ピラティスとは?
ヨガと並んで、日本でもよく耳にするようになった「ピラティス」は1920年代にドイツ従軍のジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティス氏が考案した体幹や筋肉を鍛えるトレーニングの1種。
女性に人気の有酸素運動ですが、もとはドイツ軍の筋トレメソッドだったのです。
ちなみに「ピラティス」の定義は、
身体のストレッチ、筋力強化、そしてバランス強化を目的としてデザインされたエクササイズと身体の動作法である。
※出展:https://www.pilates-all.com/
とのこと。
調査の詳細結果は?
お話をもとに戻しましょう。
対象となった肥満女性たちは、2つのグループに分けられ、【A】ピラティス群と【B】運動なし、に分けられました。
【A】グループには定期的な運動として、週に3回、1時間だけ決められたトレーニングをおこなってもらいました。内容は、
- ウォームアップとストレッチ 10分
- ピラティス 40分
- クールダウン 10分
という運動メニューです。
その後、「動脈硬化」「上腕」「大動脈血圧」「体脂肪」の割合を測定しました。
その結果、【A】グループは「動脈硬化」と「大動脈血圧」等の血圧が有意に低下したとのこと!
ピラティスは週に数回でも血圧を下げる?
研究者たちによると、肥満者たちは総じて運動をやりたがらず、やはり今回の研究でも対象者たちは、有酸素運動や準備運動の遵守率は低かったそうです。
しかし、週に数回の実施でも肥満女性の血圧は下がっていたので、まじめに実践すると、高血圧の女性や肥満者の「高血圧症」「心血管疾患」のリスクはピラティスで予防できるだろう、と述べています。
※参考:『米国高血圧症雑誌』
さいごに
この研究は、女性が対象なので、まだ男性には効果が期待できるかどうかわかりません。しかしピラティスはおうちで実践しやすい有酸素運動なので、YouTubeなどで動画を探して、ぜひ「おうち太り」対策に役立ててみたいですね。