AnnaBabyTokyo

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新型コロナウイルスとコンタクトレンズ・眼鏡の感染リスクは?カナダ・研究

お題「#おうち時間

おうちにいる時間が長くなり、外出の機会が減ったので、面倒なコンタクトレンズの装着を控え、眼鏡で過ごす方も多いことでしょう。
新型コロナウイルスは強力なので、コンタクトレンズの装着は危ない!という情報もありますが、実態はどうなのでしょうか。
自身の手で装着するコンタクトレンズや眼鏡をかける際のポイントが、カナダの眼科研究班からアドバイスが発表されています。詳細を見てみましょう。

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一般のコンタクトレンズや眼鏡の着用はコロナ感染リスクは低い?

カナダのウォータールー大学などの眼科研究班によると、コンタクトレンズや一般の眼鏡の着用は、新型コロナウイルス感染リスクに特段の影響はない、とのこと。
諸外国でもこの研究論文と同様の見方を示しているそうです。

今回の研究では、著名の眼科学者5名による最新の論文で、新型コロナウイルスの世界的なパンデミックにおいて、コンタクトレンズの安全な使用に重点を置いて、目の健康の様々な側面が検証されています。

コンタクトレンズは基本の消毒を忘れずに!

論文の筆頭著者であるウォータールー大学の博士は、コロナウイルスのパンデミック下にあっても、手指の消毒をしっかりと行い、コンタクトレンズの基本の消毒もキチンと行った上で装用、手入れすればコンタクトレンズは安全である、と述べています。

残念ながら、コロナウイルスの感染拡大に伴い、コンタクトレンズの装着について、「感染の危険がある」など間違った情報が蔓延しているのも事実。
研究者たちは、正確でタイムリーな助言を提供できるよう努めたいと話しています。

この論文に基づいて、研究者たちは、コロナウイルスとコンタクトレンズ・眼鏡に関する啓発資料も公開しています。

⇒ https://www.dropbox.com/s/4v4et6ke1j3oah0/Contact

英語での表示ですが、内容は以下の5つのポイントです。

コロナウイルスとコンタクトレンズ・眼鏡についての注意点

  1. コンタクトレンズの装用は続けても問題ありません。
    現在、コンタクトレンズ利用者が眼鏡利用者と比較して新型コロナウイルスにかかるリスクが高いという科学的証拠はありません。しかし、何らかの異常を感じた場合は、眼科医に相談しましょう。

  2. 適切な衛生習慣が重要です。徹底した手洗いと乾燥が不可欠で、コンタクトレンズの適切な手入れ、装用と、レンズケースを衛生的に保つこと。そして眼鏡は石鹸と水による定期的な洗浄が不可欠です。

  3. 一般的な眼鏡は、コロナウイルスからの保護効果があるという、科学的な根拠はありません。

  4. 洗っていない手を顔に近づけないことが一番重要です。コンタクトレンズ、眼鏡を着用しているか、視力矯正を全く必要としないか、などに関わらず、洗っていない手で鼻、口、目に触れないようにしましょう。
    このことは、世界保健機関(WHO)および米国疾病対策センター(CDC)からも推奨されています。

  5. 何らかの病気にかかったら、コンタクトレンズの着用を一時的に中止し、眼鏡を着用するようにしましょう。完全に健康を取り戻し、眼科医に相談の上で、新しいコンタクトレンズとレンズケースで使用を再開しましょう。

パンデミック時のコンタクトレンズ装用に関するガイダンス

2020年4月8日現在で、新型コロナウイルス感染症パンデミック時のコンタクトレンズ装用に関して、最新のガイダンスも公表されています。

⇒ 

Googleの翻訳機能でこのホームペーを見ると、日本語で読めるようになるので、ぜひご一読ください!
前述の研究論文は、このガイドラインの裏付けにもなったとのことです。
※参考:『コンタクトレンズと前眼』

さいごに

「STAY HOME」週間が始まりましたが、緊急事態宣言は延長される可能性もあります。
予期せぬ事態に、日常生活の細々としたことも不便に感じることも多くなってきましたね。
パパママのテレワークや、お子さんのインターネット学習が増える中、視力を守ることも大切です。
ぜひ上記のガイドラインを参照して、おうちにいてもクリアな視界でお過ごしください。
そして、洗ってない手で、顔周りを触らないよう、頬杖や目をこするクセは特に気をつけたいですね。