AnnaBabyTokyo

仕事・子育て・健康・栄養~働く女性を応援する情報ブログ

ワクチンよりも効果的?コロナの第2波はマスク着用で鈍化?イギリス・調査

イギリスのケンブリッジ大学の最新モデリング研究によると、みんながマスクを着用することで、新型コロナウイルスの第2波を防止できるようです。ただし、ロックダウンとの併用が条件のようですが……
マスクの必要性について、詳細を見てみましょう。

f:id:annababytokyo:20200706073846j:plain

ロックダウンだけではコロナを阻止できない?

ケンブリッジ大学の研究によると、ロックダウンの実施だけでは、新型コロナウイルスの再拡大を防止することはできないが、症状の有無にかかわらず、多くの人がキチンとマスクを着用することで、感染率を劇的に低下する可能性があるそうです!?

マスクの種類によっては、効果に差があるといわれていましたが、自家製の布マスクでも有効のようです。

ワクチンよりも効果的?全国民のマスク着用

研究によると、広く一般の人々がマスクを着用し、人と人との距離を保ち、ロックダウンと組み合わせることは、有効なワクチンよりも、はるかにパンデミックを抑える効果が期待できるとのこと。

マスクの着用は、空気中の粒子や飛沫を吸い込むことを防げるうえ、特に会話時のせきやくしゃみなどによる感染から守られます。

そのため、マスクを着用することで失うものはないが、得られるものは相当大きなものになる、と研究者たちは述べています。

人口の50%以上がマスク着用するだけでもコロナが鈍化

コロナによるパンデミックを鈍化するためには、基本再生産数(感染者がウイルスを感染させる人数)を1.0未満に保つ必要があります。
モデリング調査によると、人口の50%以上がマスクを着用するよう習慣化するだけで、コロナの基本再生産数は1.0未満に減少するとのこと。
その後の感染者数の波も緩和され、ロックダウンはより緩やかにできることもわかってきました。

公共の場でマスク着用率が100%になると第2波を防げる?

では、ロックダウンを解除し、その時のマスク着用率を100%と想定してモデリングすると、どうなのでしょうか?

その場合、ワクチンの開発が完了する約18ケ月後を待たなくても、第2波を食い止められるそうです!
例え、マスクの種類が、通気性のよい綿素材の手作りマスクであったとしてもです。
とにかく100%の人がマスクを着用することが大事、ということですね。

6月15日から公共交通機関でのマスク着用が義務化

イギリスでは、6月15日から、
「私のマスクがあなたを守り、あなたのマスクが私を守る」
をキーワードに、公共交通機関でのマスク着用が義務づけられました。
これは、今後のパンデミックの鈍化と、経済活動の再開に向けて、一日も早い日常生活の再開を目指すためです。
※参考:『英国王立協会論文集・シリーズA』

さいごに

日本では東京のコロナ感染者数がまた増えだしましたね。
通勤電車は、またすし詰め状態に戻りつつありますが、90%はマスク着用しているように思います。
マスクの値段も下がりつつありますし、おしゃれな布マスクも出回るようになりました。
日本でも、公共交通機関でのマスク着用が義務化されるといいですね。