AnnaBabyTokyo

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運動中のマスクは呼吸困難を起こすのか? アメリカ・研究

コロナ禍の運動不足を気にして、ウォーキングやランニングを始めた人が増えましたね。
そこで、懸念されているのが、運動時のマスク着用。
呼吸困難を起こすと考えられていますが、真相はどうなのでしょうか?
アメリカの最新研究を見てみましょう。

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マスク着用の運動は息苦しいが……?

マスクを着用しての運動は、息苦しさなどの不快感はあります。
ですが、アメリカのカリフォルニア大学の研究によると、心肺機能への影響は極めて小さいようです。
よって、重度の心肺疾患の患者を除いては、特に問題がないそうです。

マスク着用時は飛沫のエアロゾルを減らせる!

マスクを着用すると、呼吸や会話、笑い、くしゃみ、咳など、口や鼻から空気中に放出される「呼吸器飛沫」や「エアロゾル」を減らすことができます。
そのため、コロナウイルスの蔓延抑制に役立ちます。

マスクの欠点は?

一方、マスク着用の欠点としては、
・呼吸がしにくい
・酸素を吸って、二酸化炭素を吐き出す、という流れを変えた
・呼吸困難を増加させた
などが挙がっています。
そのため、心肺系を害する、という懸念があったのです。

運動時のマスク着用の実際は?

そこで、研究チームが調査したところ、マスクの着用により呼吸困難の感覚が増す可能性はあるものの、激しい運動中に着用した場合でさえ、肺機能が大幅に低下するという、経験的証拠は、ほとんどなかった、と結論付けされました。

マスク着用時の呼吸の流れは?

研究者によると、
「運動時のマスク着用は、呼吸に負荷が感じられます。
ですが、呼吸仕事量、血液中の酸素や二酸化炭素などのガス、その他の生理学的パラメーターに対して、マスク着用の影響は、非常に小さいものでした。
検出できないほど、小さいことも多かったのです。」
と述べています。

マスクの種類や対象者の性別は関係ない

運動生理学の観点でも、ストレス下における、肺の研究でも同様でした。
マスクの種類や運動の程度、そして、対象者の性別や年齢も関係なし、ということでした。

唯一の例外とは?

唯一の例外として可能性があるのは……!?
運動量の増加に伴う呼吸に対して、抵抗の増加や血液中のガスの僅かな変化が、呼吸困難を引き起こして、運動能力に影響が出る恐れがある、とのこと。
しかし、それは重度の心肺疾患の患者のみということです。

呼吸関連、全てのエビデンスを考慮した結果

この研究結果は、研究チームが、身体活動に対する、生理学的、知覚的反応に対するマスクと呼吸負荷について、全てのエビデンスを考慮した上で、結論づけられたものです。
呼吸仕事量、動脈血中のガス、筋肉の血流と疲労への影響、心機能、脳への血流など、複数の要因、全てが評価されたそうです。

息苦しくてもコロナ禍ではマスクは必須!!!

研究者たちは、
「マスクを着けると息苦しいという感覚が増すかもしれません。
ですが、生理機能は本質的には変わっていません。
コロナの感染リスク低下のためにも、マスクは運動時でも着用するのが望ましい。」
と述べています。
※参考:『米国胸部学会年報』

さいごに

日々の身体活動として行っている運動では、マスクは息苦しくても、きちんと取り入れるべき! ということがわかりましたね。
マスクの種類も随分と増え、運動時に苦しく感じない、マスクも出ているので、状況に合わせて、マスクを揃えておくのもいいですね。