コロナ禍で在宅ワークが増え、「座りすぎ」の体勢が問題視されていますね。
座位時間が長いと、身体を長時間にわたって動かさないので、脂肪が蓄積されてしまいます。
アメリカの最新研究では、座位時間が長い人たちの「ミトコンドリア」を調査し、対応策が検討されました!
少しの運動でも、座位時間が長い人のミトコンドリアは脂肪燃焼に貢献するようです!?
詳細を見てみましょう。
中程度の有酸素運動を一度行うだけで脂肪燃焼に?
アメリカのオレゴン州立大学の研究では、座位時間が長い人たちの細胞を分析し、中程度の有酸素運動が、どう影響するかが調査されました。
研究チームは、糖や脂肪などの燃焼エネルギーに変える「呼吸」のプロセスに関与する細胞の一部を検討。
細胞レベルの研究なので、その基礎となる「ミトコンドリア」の機能に焦点が当たりました。
座位時間が長い人のミトコンドリアはどうなっている?
座位時間の長い人たちが、有酸素運動を取り入れると?
ミトコンドリアが使用している燃料に関係なく、燃料を燃焼する能力が僅かに増加することがわかってきました。
研究では、普段、運動習慣を持たない人たちを対象に参加者をつのり、中強度(最大酸素摂取量の65%)の運動であるエアロバイクを1時間漕いでもらいました。
参加者は平均年齢28歳の男女です。
この運動の終了15分後に筋肉の生検を行い、運動完了後のミトコンドリアの機能も検査されました。
運動後のミトコンドリアの機能レベルは、休息後の機能レベルと比較されました。
運動後のミトコンドリアは脂肪と糖質を燃焼!
その結果、運動後の参加者のミトコンドリアは、脂肪を12~13%、そして糖質を14~17%多く燃焼していることが判明!
運動後のメリットは、劇的とまではいきませんが、一貫して同じ結果がもたらされたようです。
僅か1時間の運動でも脂肪と糖質燃焼に貢献!
また、研究者たちは、
僅か1時間の運動でも、人々がより多くのカロリーを燃焼できたことが確認できたので、画期的な発見につながった。
と語っています。
※参考:『スポーツ及びエクササイズの医療と科学』
さいごに
例え、1時間でも、そして一度行っただけでも、確実に脂肪や糖質を燃焼してくれるので、やはりダイエットには、運動は不可欠と言えそうですね。