たったの12分だけ、激しい運動を取り入れるだけで、血中代謝物の80%以上に良い影響を与え、様々な健康指標が大幅にUPするそうです!?
アメリカの最新循環器研究を見てみましょう。
12分間の激しい運動で健康指標が大幅UP?
アメリカのマサチューセッツ総合病院の研究報告によると、12分間だけ、激しい運動を取り入れるだけで、健康指標が大幅にUPすることが、わかってきました。
短時間の激しい運動とは、速めのマラソン、サイクリング、エアロビクス、負荷の高い筋トレなどです。
これらは「心配強化運動」となり、健康転帰にもなります。
血中代謝物の80%に良い影響を与えるので、様々な健康指標が大幅に改善するようですね。
588種類の血中代謝物濃度は、どう変化したの?
研究チームは411名の中年男女を対象に、12分間の激しい運動を行ってもらいました。
その運動の前後に、588種類もの血中代謝物濃度が測定されました。
その結果、安静時の血中レベルで、多くの代謝物に好ましい変化が見られたそうです。
生活習慣病に関与する代謝物は?
心臓病、糖尿病、寿命の低下など、生活習慣が原因となる疾患に重要な代謝物「グルタミン酸塩」は、29%低下していました。
また、糖尿病や肝疾患の罹患リスクを高める代謝物「吉草酸ジメチルグアニジン」は、18%低下していました。
短時間の激しい運動は肥満予防にもメリットが?
この研究では、さらに代謝反応が、性別やBMIなど、運動以外の要因によって調節される可能性も発見されました。
特に、肥満が運動のメリットに対して、部分的に抵抗する可能性があるとのこと!
今後の検診には「運動指標」が加わるかも?
この研究結果により、研究者たちは、
運動に対する反応は、様々な代謝物が変化します。
そのため、現在の血液検査や、腎臓・肝臓機能の指標などのように、「運動指標」として検査項目に加わる可能性が明らかになりました。
と述べています。
※参考:『循環器』
さいごに
激しい運動は、なかなか長続きしませんが、12分間という短時間だけなら、取り入れられそうですね。
コロナ禍で運動不足が懸念される中、短時間でできる、ちょっぴりキツイ運動習慣も、考慮に入れてみましょう。
コロナ太り対策にも良さそうですね。