AnnaBabyTokyo

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運動目標をたてることで、体重増加を予防! ノルウェー・研究

今年のゴールデンウィークも、おうちで過ごした方が多いことでしょう。
コロナ太りは大丈夫ですか?
小さな目標でいいので、運動計画を立てると、体重増加の予防になるようです。
ノルウェーの最新研究の詳細を見てみましょう。

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目標は週100PAIの運動!

健康志向の高い人の間で最近注目されている「週100PAIの運動量」。
この「PAI」という単位が聞きなれないと思いますが、心拍数をもとに計測される新たな『健康指標』です。
スマホやスマートウォッチなど、「ウエアラブル」の端末があれば、アプリをインストールすると、あなたの身体活動に応じて、自動計算してくれます。
WHOなどが推奨している健康指標が「週100PAIの運動量」です。
PAIは「PersonalActivity Intelligence」の略です。

週100PAIの運動で肥満予防に?

ノルウェー科学技術大学の研究によると、この「週100PAIの運動量」は、過度な体重増加を防ぎ、肥満予防になるとのこと!
「週100PAIの運動量」は、1週間を通して、ウエアラブルタイプの端末を持ち歩くか、装着することで、心拍数を自動的に測定できます。
このPAIという活動指標。
実は、ノルウェー科学技術大学の心臓運動研究グループによって開発されたものだったのです。

PAIの数値は高いほど良い?

PAIのポイントは心拍数が特定のレベルを超えて増加すると、「運動」とみなされ、身体活動量を自動的に測定してくれます。
心拍数が高いほど、PAIポイントを早く獲得できるので、ゆっくり歩くよりも、強度の高い運動を短時間するほうがポイントが高くなる傾向にあります。

PAIの計測は1984年からの追跡データがもと!?

この研究は、ノルウェーの大規模な追跡調査の結果、生み出されたものだそう。
1984年から蓄積された研究センターのデータベースより24万人ものノルウェー国民の健康指標が追跡調査されていました。
このうちの85,000名の人々が、実際に体重を測定し、2008年までに3回の身体活動レベルについて、研究者たちに質問が行われていました。【A】

運動目標をたてていた人は体重増加が低い

【A】の人たちを1984~2008年まで追跡調査したところ、平均して約8kg体重増加していることがわかりました。
しかし、期間中に週100PAIに該当する運動目標を継続していた人たちは、大幅が体重増加が、ほとんどみられなかったそうです。

運動目標は気づいた日から始めよう!

研究調査の過程で、1980年代には運動をしていなかった人たちが、1990年代または2000年代に入ってから、運動習慣を持つようになったケースも見られました。
その時点で、体重増加はストップし、理想的な体重改善につながり、その後も大幅な体重増加は回避できていたようです。
運動習慣は、気付いた日から始め、長期的に続けるのが良いようですね。

週100PAIの運動は心血管疾患予防にも!

以前より

週100PAIの運動量」は、心血管疾患を予防し、より長く健康的な生活をおくることができる。

と考えられていました。
今回の研究では、

週100PAIの運動量」は、人々の健康的な体重維持にも役立つことが示された

と、研究者たちは述べています。
※参考:『ランセット地域健康-西太平洋』

さいごに

「週100PAIの運動量」は、ウォーキングなら毎日3,000~5,000歩程度で達成できる、無理のない運動量です。
ゴールデンウイークのおうち生活で、太ったり、運動不足が気になる人は、ぜひ今日から始めてみましょう!