アクティブ系のTVゲームはコロナ禍の運動に最適?ブラジル・研究
緊急事態宣言が解けたとはいえ、以前よりも家で過ごす時間が長くなったことでしょう。
ここで気になるのが、運動不足!
ブラジルの最新研究によると、アクティブ系のTVゲームなら、ジョギングやエクササイズなみの健康効果をもたる事実が、わかってきました。
詳細を見てみましょう。
身体をアクティブに動かすことが大切!?
ブラジルのサンフランシスコバレー連邦大学の研究により、冒頭のような事実がわかってきました。
研究チームによると、TVゲームで身体を動かすと、身体をアクティブな状態に維持するのが、普通の運動よりも「楽しい方法」と感じるのだそうです。
そのため、特にお子さんに多い、《Ⅰ型糖尿病》患者の運動習慣に、好ましいという見方をしています。
一般のTVゲームは座位時間が長くなり不健康
近年のTVゲームの普及で、ゲーム中の座位時間が増えたことにより、
- 肥満
- 高血圧
- 糖尿病
の原因になる、とされていました。
しかし、一部のゲームでは、プレイヤーがダンスをしたり、アクションを行ったりと、身体活動を促進する内容のものもあります。
研究チームは、こうしたゲームだと、健康度がUPするのではないか?
と注目し、調査を開始したのです。
ゲーマーの身体の動きを調査
研究チームは、ゲーマーが身体の動きを必要するゲームを対象に、プレイヤーがポイントを獲得する《エクサゲーム》について、生理学的効果を調査しました。
10名のⅠ型糖尿病患者を対象に、以下の内容を行ってもらいました。
- アクティブなTVゲームのプレイ
- 中強度のランニング
その後、【1】と【2】の後に、それぞれ、以下の項目の数値を測定しました。
- 心拍数
- 血圧
- 血管の内径
- 内皮機能
3週間に及ぶ調査結果は?
前項の条件を、3週間にわたって続けてもらい、【1】と【2】、どちらかが、健康度に寄与しているかを測定したところ……!?
結果は、【1】のTVゲームでのアクティブな身体活動を行ったほうが、【2】と比較して、生理学的効果が得られ、前項の検査数値も、血糖値も、安全レベルまで下がる事実が確認できました。
TVゲームのほうが、運動のヤル気が増す?
研究チームが発見した、主な違いは、TVゲームのほうが、従来の運動よりも、参加者に、はるかに高い「ヤル気」を起こさせたようです。
また、ゲームの場合、ポイントを獲得したり、バッジを獲得したりといった、運動に対する努力に対して、対価が得られます。
こうしたゲーム要素が、プレイヤーに「またプレイした!」という意欲を駆り立てます。
すなわち、プレイヤーに「また運動したい!」と、思わせる事実にも繋がるので、運動習慣を習慣化させるのにも、有益だったのです。
運動は食事と並んで日々の生活の重要事項!
この研究に協力していたイギリスのバース大学の研究者たちは、
運動は、食事と並んで、大切な生活習慣です。
糖尿病患者に対して、常に医師たちは、食事改善と運動習慣を支持をしていました。
特に運動の習慣化は、患者にとって、実現がかなり難しいと感じていたようです。
しかし、アクティブなTVゲームを取り入れると、運動嫌いな患者でも、「身体活動が楽しい」と感じ、長続きするようです。
この発見は、身体活動の順守が低い糖尿病患者にとって、重要な改善策となるでしょう。
と述べています、
※参考:『健康のためのゲーム雑誌』
さいごに
ゲームの力は、運動嫌いな人にも、運動を習慣化させるカギになるとは、驚きですね!
まだ外出が怖い!? と感じる方は、ぜひアクティブ系のTVゲームで、運動習慣を増やしておきたいですね。