AnnaBabyTokyo

仕事・子育て・健康・栄養~働く女性を応援する情報ブログ

アルコール摂取量の増加は脳卒中リスクが大きい? スウェーデン・研究

お題「#おうち時間

街中の人出が増えつつありますが、まだまだ自粛ムードは続いていますね。
「家飲み」が定着してきたパパママも多いことでしょう。
しかし、今までに経験したことがないような、ストレスを感じ、アルコール摂取量が増えているという人は要注意!
スウェーデンの最新研究によると、アルコール摂取量の増加は脳卒中や心血管疾患など、血管系にダメージを与えるようです。
詳細を見てみましょう。

f:id:annababytokyo:20200530112913j:plain

アルコール摂取量の増加は脳卒中リスクが大きい?

スウェーデンのカロリンスカ研究所の最新研究発表によると、冒頭のようなことがわかってきました。

以前から、アルコールの大量摂取は、心血管疾患のリスクが増加するという観察研究の報告が多くあがっていました。

しかし、これだけでは詳細がわからないので、今回の研究では、アルコールの摂取と危険因子について、遺伝子レベルで調査を行ったのです。

50万人の遺伝子調査の結果は?

研究では、イギリスで保管されている50万人分のバイオバンクの遺伝子データを解析!
その結果、以下のようなことがわかってきました。

  • 大量のアルコール摂取は、末梢の動脈疾患リスクが3倍も高くなる
  • 脳卒中リスクが27%も高くなる
  • 「冠動脈疾患」「心房細動」「大動脈瘤」のリスクも高める

いずれも、血管系に大きなダメージを与える病気につながるとのこと。

定期的な飲酒は控えるべき?

大量のアルコール摂取や、毎日飲酒習慣のある人は、突然死や様々な病気への傷害の原因の1つになることで知られていましたが、これまでの研究では、心血管系疾患の直接的な原因になるかどうかは不明でした。

しかし、この結果をふまえ、研究者たちは、飲酒習慣が確実に、我々の血管にダメージを与えていることがわかった、として、定期的な飲酒習慣は控えるべきだと述べています。

そして、飲酒による死因や疾患は、血管にダメージをあたえ、「血圧」を介してリスクを増大していることもわかったそうです。
※参考:『循環器:ゲノム及び精密医療』

さいごに

この研究は、ビックデータによる、統計調査の解析結果の段階ですが、今後は、臨床での研究が進んでいきそうですね。
おうち時間が当たり前になってきましたが、オンライン飲み会や”家飲み”では、くれぐれも飲みすぎないよう、注意したいですね。