AnnaBabyTokyo

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ジャンクフードは炎症性腸疾患になりやすい? アメリカ・研究

お題「#おうち時間

コロナの第二波の懸念があるので、自主的におうち時間を続けている方も多いことでしょう。
コロナの影響でダメージを受けている飲食店が多い中、宅配ピザチェーンや、ファストフードやファミレスのお持ち帰りの需要が伸びています。
おうち時間で、自炊に目覚める人が多い一方で、便利なジャンクフード派も増えています。ジャンクフード派は、知らずに「腸」に悪い食生活を重ねてしまっているようです!?
アメリカの最新研究を見てみましょう。

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ジャンクフードや炭酸飲料は炎症性腸疾患になりやすい?

アメリカのジョージア州立大学の研究によると、「フライドポテト」「炭酸飲料」「スポーツドリンク」「エナジードリンク」「クッキー」「チーズ」といったジャンクフードをよく食べている人は、炎症性腸疾患になりやすいことがわかってきました。

研究では、2015年度のアメリカ『国民健康調査』のデータが分析されています。
データより、アメリカ国民における、炎症性腸疾患の成人患者と、どんな食品の摂取量が多いのかを分析。
分析対象となった食品は26品目でした。
すると炎症性腸疾患の成人患者は、一般に『ジャンクフード』と呼ばれる食品摂取が多いと判明!

アメリカでは300万人が炎症性腸疾患に?

「炎症性腸疾患」とは、消化管が慢性的に炎症している腸の疾患の一つです。
アメリカでは約300万人の患者がいるそうです。
主に「クローン病」か「潰瘍性大腸炎」に進行するケースが多く、症状は「下痢」「腹痛」「直通からの出血」「血便」「体重減少」「疲労」などが見られます。

患者の共通点はジャンクフード派?

調査の結果、多くの炎症性腸疾患の患者は、非患者と比べて、特にフライドポテトやクッキー、チーズの摂取量が多かったそうです。
そして、100%果汁(野菜)ジュースも含めて、野菜&果物の摂取が、ほとんどないこともわかりました。

ジャンクフードでも、ポップコーンの摂取については、炎症性腸疾患との関連は見られなかったということです。

ジャンクフードとヒトの身体の関連研究が必要

ジャンクフードの摂取が多ければ多いほど、炎症性腸疾患に罹患しやすいことが、統計からわかっているので、
研究者たちは、炭酸飲料(スポーツドリンクやエナジードリンクを含む)やファストフードの食品構造が、ヒトの身体のどの部分に影響を及ぼして「炎症性腸疾患」を起こしているのか、生理的に分析する必要がある、と述べています。
※参考:『プロスワン』

さいごに

これから梅雨に入り、まだまだおうち時間は長引くことでしょう。
買い物に行くのが面倒で、宅配のファストフードに頼っている人や、炭酸飲料が大好きな人は、サラダなど野菜の摂取も忘れずに!
そして徐々に、ジャンクフードの利用を減らしていきましょう。