アメリカでは禁酒する大学生が増えている!? ミシガン大学・研究
コロナの影響で、アルコールによる家庭内暴力が世界的に増えているようですね。
その一方で、大学生など若い世代のアルコール摂取量が減ってきているようです!?
大人を見て、反面教師としているのでしょうか?
ミシガン大学の研究報告を見てみましょう。
若者のアルコール摂取が減少健康に!
ミシガン大学の研究によると、アメリカでは、ここ15年間で、アルコールの摂取を控える若者(18~22歳)が増えているようです。
アルコールによる健康被害は、後を絶たないので、良い傾向と言えそうですね。
米国『国民薬物使用・健康調査』の結果
研究チームは、アメリカの『国民薬物使用・健康調査』より、2002~2018年のデータを解析。
対象者は18~22歳の約18万人の若年成人で、アルコールとマリファナの使用や処方薬の服用、誤用について調査されました。
解析の結果、2002~2018年の間に禁酒した割合が大学生で20%から28%に増加!
学生以外の人たちでも24%から30%に増加していることが明らかに。
全体でみると、アルコール乱用者の割合は学生も、そうでない者も半減していたということです。
しかし、マリファナを使用する若者は増えている模様……。
若者の死亡率と有病率が低下!
マリファナの使用が増えているものの、若者のアルコール関連問題が確実に減少しているとのこと。
アルコール乱用者の若者は2002年度と比べると、2018年度には半減しており、若者の死亡率と有病率も有意に低下したことが明らかになりました。
研究者たちは、将来を担う若者の、アルコールで道を外す確率が減っただけでも、非常に喜ばしい、と述べています。
※参考:『JAMA小児科学』
さいごに
アルコールによる健康被害は、生涯にわたって生活習慣病の原因としてつきまとうものです。
なるべくなら、お酒はたしなみ程度、または「全く飲めない」ほうが、常に冷静な判断ができ、人生を謳歌できるかもしれませんね。