AnnaBabyTokyo

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若い時にコレステロール値が高いと中年期には心臓病に?米・研究

そろそろ健康診断の時期になりましたね。
コレステロール値を気にするのは、中年期以降!だと思っている方はご用心!
20代からコレステロール値が高い人は、30代に入って下がったとしても、40代以降の心臓病リスクが高いそうです!
アメリカの最新・心臓研究の報告を見てみましょう。

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20代でコレステロール値が高いと心臓病リスクが高くなる?

アメリカのメリーランド大学の研究により、冒頭のようなことがわかってきました。
20代でLDLコレステロール値が高く、その後、頑張って改善したとしても、40代以降の心血管リスクは高いまま、というのが怖いですね。

約5000名のデータ解析より判明した事実

研究では、18~30歳の約5,000名を対象に、平均16年間の追跡調査を行いました。
その間、275名が心血管疾患を発症したということです。

データを解析した結果、LDL-コレステロールの血中濃度の値が、20代で急激に上昇させた人は、30代になって、正常値まで改善したとしても、その影響は40代まで残っていたとのこと。
すなわち、40代で同じコレステロール値であっても、20代でコレステロール値が高かった人は、心臓病リスクが高く、ずっとコレステロール値が正常であった人は、心臓病リスクがさほど高くはならなかったということです。

若いころの生活習慣が、その後の人生に影響!

コレステロール値は、主に食事の影響を受けやすいので、若いころの食生活が、後々の人生に影響を及ぼしてしまうのですね。

この結果をふまえ、研究者たちは、

コレステロール値が高いということは、動脈への損傷をあらわします。
20代の人生初期に起きた、動脈への損傷は、累積されて、その後、自らの心臓に負担をかけてしまうのです。
若いうちにLDL-コレステロールを下げる努力が重要です。

と述べています。
※参考:『米国心臓学会雑誌』

さいごに

健康診断で悪い数値があっても、その後、改善に努めれば大丈夫!
と思いたいですが、一度でも身体に負担をかけるような生活習慣があると、後の人生に影響してしまうことが、よくわかりましたね。