AnnaBabyTokyo

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授乳中のスイーツ摂取は子どもの認知発達に影響する? アメリカ・研究

母乳栄養で赤ちゃんを育てることが、世界中で推奨されています。
しかし、授乳中のママが、スイーツや清涼飲料水を飲んでいると、母乳を通して、子どもの認知発達に悪影響なのだそうです。
アメリカの最新・臨床栄養学研究の結果を見てみましょう。

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授乳中のスイーツは赤ちゃんの脳機能に影響?

アメリカのロサンゼルス小児病院の研究報告により、冒頭のようなことがわかってきました。

研究では、88名のママたちを対象に、授乳の最初の月に加糖飲料やジュースを、毎日どの程度摂取したかを報告してもらい、統計をとりました。
その後、お子さんが2歳になった時の発達度合いが評価されました。

解析の結果、ママの加糖飲料やジュースの摂取量が多かった子どもほど、認知発達のスコアが低下する傾向が明らかになりました。

ママが摂取した糖類は母乳を介して子どもに影響

この結果をふまえ、研究チームでは、母親が摂取した糖類は、母乳を介して赤ちゃんに達し、それが脳の発達に影響を及ぼしたのではないか、と推察しています。
※参考:『米国臨床栄養学雑誌』

母乳育児はママの食生活が赤ちゃんにも影響

母乳育児は、とても多くのメリットがあります。
しかし、母乳の組成は、個々人で違い、母親の食生活によって、母乳の質が違ってきます。
上質の牛乳は、上質なエサを食べて育てられた牛から搾れるように、上質の母乳も、ママの食生活がカギとなるのです。
研究では、加糖飲料やジュースで調査が行われましたが、スイーツなどの糖質も母乳に影響するので注意が必要です。

さいごに

母乳育児は、ママが思っている以上に、母乳の質や赤ちゃんに影響するので、注意したいですね。