AnnaBabyTokyo

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ビュッフェでどんな食品を選ぶかで肥満が暗示できる?アメリカ・研究

食べ放題のビュッフェ(バイキング)形式の食事の際、どんな食品を選ぶか?
「食べなきゃ損!」と言わんばかりに、大盛りで何皿も平らげては、次の料理を取りに行くか?
ビュッフェは、その人の「人となり」がわかる食事形態ですよね。
この食行為で、未来の肥満度が暗示できるようです!?
アメリカの最新研究の報告を見てみましょう。

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ビュッフェで肥満が暗示できる?

アメリカのカンザス大学の研究報告により、ビュッフェ形式の食事で、お皿に盛る食品で、体重増加の可能性を予言できる(?)ことがわかってきました。
研究チームは、ヒトが「最も美味しい」と感じる食品を

  • 炭水化物と塩
  • 脂肪と塩

 の2つのカテゴリーに分け、高エネルギー密度および超加工食品と、それぞれ比較検討しました。

ヒトが「最も美味しい」と感じる食品の正体とは?

ヒトが「最も美味しい」と感じる食品には、食品の嗜好性を高め、食欲を増進させる特性を、人為的に強めることができる成分の組み合わせである。
と研究者たちは予測。
一般的な例としては、様々なチョコレート菓子、ホットドックやハンバーガー、プレッツェル、ブラウニーなど。
これらの食品は、食べるのを止めるのが、非常に困難な食品だと指摘。

今は肥満でなくても「最も美味しい」食品を選びがちな人は……?

研究では、平均年齢27歳の成人82名(男性43%)を対象に、ビュッフェ形式の食事を摂ってもらい、1年間の追跡調査を行いました。
調査開始時は、どの参加者も普通体重でした。
追跡調査の結果、前述のヒトが「最も美味しい」と感じる食品を選ぶ人ほど、1年後に有意に体脂肪を増加させている事実が判明したのです!

プレッツェルやポップコーンが危ない?

研究者たちによると、ヒトが「最も美味しい」と感じる食品の古典的な例では、プレッツェルやポップコーンが挙げられる、とのこと。
対照的に、高密度食品や超加工食品を多く摂っていた参加者は、身体計測上の有意な関連は見られなかったそうです。

「炭水化物+塩」食品が体重増加に!

さらなる詳細を見ていくと、「炭水化物+塩」で加工された食品を、好んで食べている人ほど、体重増と体脂肪増加のリスクが高いことも判明!
こうした食品は『ヘドニックな食べ方』とされ、生理学的飢餓を満たすのではなく、食品の特異性によって、食欲が増長されているケースが高いのだそうです。

小麦製品のパン、菓子類に注意!

また、ビュッフェ形式の食事だけではなく、「持ち帰り」食品を選ぶ時にも、肥満度を見分けるポイントがあるそうです。
やはり「炭水化物+塩」の組み合わせである、小麦製品のパンや菓子類を買って帰る傾向が高い人は、体重と体脂肪の増加リスクが高いそうです。
※参考:『食欲』

さいごに

高脂肪食よりも、「炭水化物+塩」の組み合わせ食品が、体重と体脂肪増かに貢献していたとは、納得が行きますね。
確かに「炭水化物+塩」で加工された食品は、美味しいですよね。
ついつい食べ過ぎてしまうのも頷けます。
食べ過ぎを防ぐためには、こうした食品を買い控えたり、なるべく食べないようにするのがいいようですね。