筋力UPには朝食でタンパク質を摂るのがいい?早稲田・研究
人間が食事から得た栄養成分などを代謝する際、体内時計で制御されていると考えられています。
そのため、筋力UPを図りたい人は、タンパク質食品を朝食で食べる方が良いようです!?
早稲田大学の最新研究の詳細を見てみましょう。
骨格筋の形成に必要なタンパク質は朝食で?
骨格筋の形成は、夜、眠っている間に成長促進されるように思われますが……?
早稲田大学の最新研究によると、冒頭のように朝食で摂取したタンパク質が骨格筋形成に役立つようですね。
マウス実験では、朝のタンパク質が吉!
研究チームがマウスを用いた実験を行って、検証。
マウスを2つのグループに分け、同量のタンパク質を含むエサを与え、一方のグループには朝食に、もう一方のグループには夕食に与えて、比較検討しました。
その結果、朝食でタンパク質を摂ったマウスたちのほうが、骨格筋量が増えている事実が確認できたのです。
また、筋量の増加を誘発する能力も、朝食でタンパク質を摂る方が高まるようです。
ヒトでも同じ作用が?
実験では、マウスが用いられましたが、研究チームは、ヒトでも同様の結果が出るかを確認するため、女性に焦点を絞って、骨格筋指数を握力を測定しました。
女性の筋肉機能と、タンパク質を摂るタイミングが関連しているかどうかを検証したところ……!?
やはり、夕食ではなく、朝食時にタンパク質食品を食べていた女性ほど、より良い筋肉機能を示すことが確認できたのです!
この研究調査の対象となったので、65歳以上の女性約60名ということでした。
※参考:『細胞レポート』
さいごに
この結果をふまえ、研究者たちは、筋力UPには、夕食時ではなく、朝食時にタンパク質食品を摂取することを推奨しています。
朝からガッツリ肉食は、まだ胃が動かないので、ヘビーですが、卵料理や焼き魚、ヨーグルト、チーズといった食品からタンパク質を補給すると良さそうですね。