ママの習い事で人気なのがヨガ。
キッズヨガもありますし、親子で取り入れている方もいらっしゃることでしょう。
そんなヨガに抑うつを防ぐ効果があることが、イランの研究でわかってきました。
イライラや月経前の不安感などとサヨナラできるかもしれません!?
月経前の抑うつはヨガで改善？
女性は、月経周期によって、気分にどうしてもムラができてしまいますね。
特に、月経前の１週間がひどいと言われ、「月経前症候群（PMS）」という病名もついています。
この時期は、イライラをはじめ、言い知れぬ不安感、食欲増進、ヤル気の低下、集中力の低下、怒りっぽい、不眠、などなど様々な現象が現れ、これは日本人だけではなく、世界共通の、どの人種の女性たちも悩んでいることです。
そこで、イランのタブリッツ医科大学などの共同研究では、20～45歳までの女性62人を対象に、ヨガを取り入れた調査を開始。
対象者は、次の2つのグループに分けられました。
- 【A】1回60分のヨガプログラムを週に3回、約２ヶ月続けたグループ
- 【B】ヨガを取り入れないグループ
ヨガは抑うつ状態を和らげる？
２ヶ月の追跡調査の結果、調査の開始前と開始後にアンケートを行い、21項目の抑うつ状態の程度が解析されました。
その結果、【A】グループのヨガを取り入れたグループは、有意に抑うつ状態が改善されていました。
特に、月経前の不快感や抑うつ状態が軽減されていました。
また、ヨガの後は、参加者全体の平均血圧の数値が正常値に近づいていました。
この結果をふまえ、研究者たちは、ヨガはストレスに影響する自律神経のリズムを整え、特に血圧を改善するので、あらゆる不快状態が緩和され、抑うつ状態がやわらぐのではないか、と述べています。
※参考：『Complement Ther Clin Pract』2019年2月
さいごに
ヨガは、本格的にお教室に通うと大変かもしれませんが、スポーツジムの単発プログラムを利用したり、市販のDVDや書籍でも人気なので、ご自宅でヨガポーズを取り入れるのもいいですね。
ヨガは難しいポーズもありますが、カラダが硬い人でもできるポーズもありますし、呼吸もゆっくりで、激しい運動ではないので、運動が苦手な人でも取り組みやすいでしょう。
ヨガポーズを１つでも多く覚えて実行し、日常のイライラや不安感などを少しでも減らしておきましょう。
