AnnaBabyTokyo

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栄養になるサプリは2種のみ?

「栄養補助食品」としてサプリメントを利用する人が、日本でも増えましたね。
今ではドラッグストアやコンビニでもリーズナブルな栄養サプリが購入できます。
「偏った食事でも、サプリメントを摂っていたら大丈夫?」と思っている方は要注意!?
アメリカの最新内科研究で、サプリメントで本当にヒトの栄養として役に立っているものは2種類しかないことがわかってきました。

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ヒトの栄養になっているサプリ2種とは?

 アメリカのウェストバージニア大学の研究では、栄養サプリメントが必ずしも、生活習慣病や様々な疾患、そして病気による死亡リスクなどを下げるとは限らない、と発表しています。

研究では16種類の栄養サプリメントを調査した結果、葉酸オメガ3系脂肪酸のサプリメントの2種は、一定の疾患予防や健康作用に有効だということです。

葉酸は妊婦さんが不足しがちな栄養素として有名ですが、それ以外に、脳卒中予防にも役立つようです。

そしてオメガ3系脂肪酸は、心筋梗塞や冠動脈など、血管系の病気予防に有効だそうです。
以前から、オメガ3系脂肪酸は、ドロドロの血管をサラサラにしてくれるなど、血流をよくしてくれる作用が様々な研究報告で上がっていたので、これを裏付ける結果となったようですね。

カルシウムとビタミンDの組合せは摂り過ぎに注意

「中程度の確かさ」ということで、カルシウムとビタミンDのサプリメントの組合せは、頻繁に摂り過ぎると、脳卒中のリスクが高まることもわかってきました。
サプリメントの場合、一定の栄養成分しか入っていないため、過剰摂取が災いするようですね。

カルシウムは魚介類や緑黄色野菜、海藻類、牛乳や豆乳、そしてビタミンDは日光を短時間浴びたり、キノコ類を摂取すると補給できます。
程度なバランスはやはりサプリメントからではなく、食品そのものを食べる方がいいでしょう。

総合ビタミンや抗酸化作用のあるサプリは効果なし?

マルチビタミンと呼ばれる、様々な栄養成分が含まれた総合ビタミン剤や抗酸化作用を謳った機能性成分のサプリメントは、健康被害を特に起こしませんが、健康にいい効果も見られなかったそうです。
すなわち、お金をかけてサプリメントを購入して、せっせと摂取していてもムダかもしれない、ということですね。

食事法に関しては、塩分を控えめに!

食事法に関しては、糖質オフに始まり、地中海式、脂肪を控える、ベジタリアン食など様々なものがありますが、検討された結果、全ての食事から「塩分を控え目にする」ことが一番の健康食となるようです。
塩分を食事から控えると、健康な人も、そうでない人も、血圧が正常値に近づき、様々な病気の予防や、それに伴う死因も改善できるようです。
※参考:『内科学年報』2019年7月

さいごに

外食やお持ち帰り用のお惣菜やお弁当は味付けが濃いので、塩分過多になりやすいですよね。
また、栄養も偏るのでサプリメントに頼りがちにもなります。
この研究結果を見ると、サプリメントは摂取せず、食事の塩分に気を付けることが、一番の健康法なのかもしれませんね。