AnnaBabyTokyo

仕事・子育て・健康・栄養~働く女性を応援する情報ブログ

梅雨時期に多い膝の痛みは週に1~2時間の運動で予防できる? 米・研究

お題「#おうち時間

緊急事態宣言が解除されても、外出自粛はムードはまだまだ続きそうですね。
それに加え雨の日が多くなり、梅雨も近づいてきています。
梅雨時期は「膝が傷みやすい季節」とも言われていますが、アメリカの最新研究によると、週に1~2時間の運動を取り入れることで、かなりの予防になるようです!
詳細を見てみましょう。

f:id:annababytokyo:20200521070815j:plain

膝の痛みは週に1~2時間の運動で改善&予防できる?

アメリカのノースウェスタン大学の研究によると、「変形性膝関節症」(OA)のリスクが高い人は、週に1~2時間のやや高度な運動を長期間続けることで、リスクが30%以上も低下することがわかってきました。

「変形性膝関節症」とは、中高年以降に多い、膝(ひざ)の痛みによる病気の1種で、高齢になるほどリスクが上がってきます。
カルシウム不足や運動不足が原因で、早期化することもあるので、働き盛りのパパママ世代も要注意です。
特に梅雨の時期など、雨の日が続く日は、膝が傷みやすいので、早めにケアしておきたいですね。

膝が痛みやすい人は総じて運動を嫌う傾向に?

膝の痛みや「変形性膝関節症」リスクが高まりやすい人は、総じてやや強度な運動「ジョギング」「サイクリング」「テニス」「スキー」といった高強度の運動に参加することをためらう人が多いようです。
「膝の痛みが悪化する」と考えているのだとか……。

そこで、研究チームは、膝の痛みや「変形性膝関節症」リスクが高い人たちを対象に、10年間の追跡調査を実施。
調査期間中、対象者には、なるべく強度な運動に参加するよう呼びかけました。
そうすると、膝は痛みを悪化させるどころか、むしろ改善するケースが多いことがわかったのです!

調査内容とは?

研究では、「観察研究」ということで、X線画像診断において「変形性膝関節症」のリスクは高いが、まだそうとは診断されていない人たち、約1,200名を対象に、10にわたって追跡調査を実施しました。
対象年齢は40代から70代です。
予防治療の一環で、参加者たちには、週に1~2時間程度でいいので、なるべく強度な運動プログラムを取り入れるよう促し、10年間、経過を観察しました。
そうすると、キチンと運動習慣に取り組んだ人は、膝の痛みが改善し、「変形性膝関節症」リスクも30%まで低下しました。
中には、きちんと運動習慣に取り組まない人もいたので、有意な統計とまでは言い難いですが、運動することで膝が鍛えられ、膝の病気リスクを防いだり、痛みを改善できたのです。

運動習慣は大切!

この結果をふまえ、研究者たちは、

例え「変形性膝関節症」が高いと言われても、長期にわたってなるべく強度の高い運動を続けることによって、膝の痛みは改善されていく。
もちろん個人差があるので、全ての人が該当するわけではないが、身体活動カウンセリングなどを組み込んで、運動習慣を少しでも取り入れて、続けてほしい。

と述べています。
※参考:『JAMAネットワークオープン』

さいごに

梅雨が近づいているので、おうち時間がさらに多くなりそうですが、ジョギング(マラソン)、ウォーキング、サイクリングなどは規制の対象に入っていません。
テニスなど一人ではできないスポーツは、実行が難しいかもしれませんが、まずは体操やウォーキングなど、軽い運動でいいので、少しでも身体を動かす機会を増やして、膝の健康も守りたいですね。