コロナによるパンデミックで、世界中で精神的危機を感じている人が増加しています。
この状況はコロナ以外の「健康問題の第2波」とも言われ、これに対処する方法も提唱され始めています。
アメリカの研究による対処法とは、どんなものなのでしょうか?
コロナ禍のストレスから「幸福」を感じるツールとは?
アメリカのウィスコンシン大学の研究グループが、冒頭の問題に対して、対処方法を提唱しています。
そのフレームワークとは?
4つの柱を軸に以下のように分類されています。
4つのフレームワークとは?
- 気付き:環境、身体、思考、感情に対する注意力
- つながり:感情、親切、思いやり
- 洞察:好奇心、自己認識
- 目的:自身の価値と動機を理解すること
健康的な「精神の質」は訓練できる!
多くの人が、健康的な「精神の質」は、訓練できないものだと考えがちです。
しかし、そのようなことはなく、実際には思った以上に、精神の質は、柔軟に訓練できるものなのです。
例えば「気付き」。
『メタ気付き』と呼ばれる、「気付いていることに気づいている」状態は、ストレスを低下することができます。
これはポジティブな感情を増加させ、瞑想のように精神訓練によって強化することができるそうです。
人生の「目的」を向上させる方法とは?
人生における「目的」は、日々の生活に適用できる個人的に意味ある意図です。
ポジティブで、生物学的、そして身体的健康のアウトカムをもたらしてくれるでしょう。
精神の回復力を持とう!
研究者たちは、
こうした新しいフレームワークは、私たち人間が「人生の浮き沈み」を回復する力『回復力』を持つことで乗り越えられます!
これはエビデンスとして供給できるものです。
他の幸福に関するモデルを置き変えるのではなく、訓練可能な側面について、科学的根拠に焦点をあて、それらを補完するものです。
と述べています。
※参考:『国立科学アカデミー論文集』
さいごに
以前から「ポジティブシンキング」は救われる!
と言われていたように、4つのフレームワークを意識的に行うことで、ネガティブな感情を追いやる訓練となりそうですね。
こうした訓練は、科学的根拠もあるので、つらい状況を和らげるためにも、精神的に楽になるためにも、取り入れたい理論ですね。