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健康的な食習慣は赤ちゃんの時から始めよう!アメリカ・研究

人間の食生活は、乳児期の母乳から始まります。
母乳を終えた、離乳食の時点で、将来、肥満になるか否かの「根」が決まるそうです!?
アメリカの最新研究の詳細を見てみましょう。

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離乳食時のママの食知識がカギ?

アメリカのコロンビア大学などの共同研究によると、乳児のママが、離乳食に切り替える時点で、健康的な食事の知識があるか否かで、その子どもの健康度がわかることが判明しました。

ママの栄養教育で大切なことは?

ヘルスケア従事者が、乳幼児のママに訓練を施すことが重要だそうです。
例えば、3歳児の時点では、まだ揚げ物などの高脂肪食は、成長過程で必要としません。
3歳児の食事に、より少ない脂肪と炭水化物を与えると、6歳になった時に、体脂肪率が低く、肥満児になる可能性が極めて低いことが発見されました。

ブラジルのプライマリーケアサービスでの調査

研究チームは、ブラジルの低所得世帯を対象に、プライマリーケアサービスを提供する31のセンターより、出生前と乳児期の詳細データを集め、解析しました。
データの介入期間は、2008年5月~2009年2月までの出生に基づいています。
そのデータは、『ブラジル食事ガイドラインン』の「2歳からの健康的な摂食における10のステップ」の項を参照して、解析されました。
また、この項を参照にして、子供にとっての健康的な食事内容をプログラム化し、母親たちの訓練の題材にもしています。

2歳児に与えてはいけない食べ物とは?

研究チームは、2歳児に与えてはいけない食べ物をピックアップしてポスターにし、医療機関などの待合室に貼って、注意喚起を促しました。
2歳児に与えてはいけない食べ物は、以下の通りです。

  • クッキー
  • スナック菓子
  • ソフトドリンク
  • その他お菓子類全般

子供の食生活の実態は?

ブラジルの低所得者層の家庭の子供たちは、実際、どのような食生活を送っていたのでしょうか?
研究グループは医療従事者に、その後、家庭訪問を行ってもらいました。
訪問時に、子供の成長記録を集計してもらい、6ヶ月、12ヶ月、3歳、6歳の子供の成長と、健康指標を測定しました。
また、食品の種類や量、調理方法に関する詳細も、記録してもらいました。

ママの訓練を介入した子供は健康度が高い!

調査後、各年齢層(6ヶ月、12ヶ月、3歳、6歳)で、エネルギー摂取量は、対照群と比べて、介入群では低いことがわかりました。
(介入群とは、ママの食事訓練を行った家庭の子供達を指します)

また、介入群の子供たちは、3歳の時点で、対照群よりも炭水化物と総脂肪の摂取が少なく、6歳では腹囲が小さく、皮下脂肪も薄く、体脂肪の蓄積も少ないことが明らかになりました。
ブラジルでは、小児肥満が深刻化していますが、介入群の子供たちは、その心配はないようですね。

介入群の子供達は過剰なエネルギー摂取量が少ない!

この結果をふまえ、研究者たちは、

両郡のエネルギー摂取量は、どの年齢層でも所要量を上回っていました。
しかし、介入群の子供達は、過剰なエネルギー摂取量は少ないことがわかりました。
それは、菓子類や揚げ物、加糖飲料といった、不健康食を、ほとんど食べていないことを証明するものです。
こうした取り組みは、1日にすると、わずか92kcalの摂取量ですが、年間にすると33,000kcal減となり、確実に小児肥満の予防になる! という説明がつきます。

と述べています。

小児肥満の予防は17億ドルの医療費の削減にも!?

小児肥満か否かの診断は、だいたい6歳児に決まります。
介入群の6歳児は、総じて体脂肪が低く、過体重の割合も、対照群と比較して、7%も低いことがわかりました。
ブラジルでは、過体重率が1%低下するごとに、17億ドルの医療費削減につながる、と推定されています。
この事実は、公衆衛生面から見ても、重要な影響を示唆すると考えられますね。

人生の早い段階で健康的な食生活を身につけるべき!

この研究結果が物語る事実は、

我々は、人生のもっともはやい時期から、食生活のあり方を考えなければいけない。

ということです。
就学前の子供の身体の大きさに、すでに大きな影響を与える可能性がある、とも言えます。
※参考:『人類栄養学と食事療法雑誌』

さいごに

人生の早い時期での「健康的な食生活」は、パパママが管理してあげなくてはいけません。
健やかなお子さんの成長のためにも、お菓子類やジュースは、なるべく避けるようにしたいですね。