青年の食生活は「友だち」次第?SNSの影響か?イギリス・研究
SNSでご自分の食生活を公表している方も増えていますね。
優雅なママ友ランチ会の様子から、毎日のお弁当まで様々!
きっとお友達や他の家族の食生活が「気になっちゃう!?」という人も多いのではないでしょうか?
こうしたSNSの普及で、特に親の監視下から離れた大学生の食生活に影響が出てきているようです。
イギリスの最新研究を見てみましょう。
青年の食生活は、つきあう友だち次第で変わる?
イギリスのアストン大学からの研究報告を以下にご紹介します。
野菜や果物を好む健康的な食生活を好むか、ジャンクフードを好むかは、特に大学生の場合、彼らが付き合っている友達によって変わるそうです。
その背景には、「Facebook」や「Twitter」「Instagram」といった、SNSへの影響が多いそうです。
「Facebook」での実験&統計によると……!?
研究チームは、約370名の大学生に、Facebookで友だちが毎日食べている野菜や果物、そしてジャンクフード、スイーツなどの摂取量を調べ、その量の合計数を見積もるよう、指示を出しました。
その情報をもとに、対象者自身の実際の食生活と比較させました。
その結果、よくジャンクフードを食べている友達がいると、自身のジャンクフード摂取量が増えていることがわかったのです!
一方、野菜や果物の摂取量が多い、健康的な食事を摂る友だちが多いと、自身も野菜や果物を実施によく食べていることもわかりました。
ただし、対象者の食習慣とBMI(肥満指数)の関連は特に見られなかったということです。
SNSは子どもの食育につながる可能性も!
この結果をふまえ、研究者たちは、
今の子どもたちは、SNSに膨大な時間を費やしている。
そのため、若い頃から健康的な食生活を身に着けるために、SNSをうまく活用すれば、様々な病気改善につながる可能性がある。
とコメントしています。
※参考:『食欲』
さいごに
大人でも、SNSの影響は絶大なので、感受性が豊かな幼少期なら、なおさら効果が期待できそうですね。
どういう友だちに影響してしまうか? も心配ですが、お子さんが健康的な食生活の「発信元」となれば、そのお友だちに良い影響を与えることでしょう。