AnnaBabyTokyo

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緑茶で肥満を解消できる?

緑茶は日本人にとって、なじみのある飲み物でしたが、毎日飲む習慣のある人は、減ってきているようですね。
そんな緑茶は、諸外国で人気があり、アメリカの最新生化学研究では、緑茶に肥満を解消できる作用があることもわかってきました。
日本の緑茶が世界で注目の研究題材になるのは嬉しいことですね。

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緑茶で肥満を解消できる?

アメリカのオハイオ州立大学の研究で、まだ動物実験の段階ではありますが、緑茶ポリフェノールは、体内の肥満因子を減らす他、腸内の状態も良くすることがわかってきました。

研究では、雄マウス約50匹を対象に、4つのグループに分け、

  • 【A】高脂肪食
  • 【B】高脂肪食+緑茶
  • 【C】通常食
  • 【D】通常食+緑茶

という食事内容としました。

その結果、当然、【A】グループのマウスは肥満しましたが、【B】グループでは、高脂肪食であったにもかかわらず、緑茶ポリフェノールの影響で、肥満率が平均20%低くなったそうです。
またインスリン抵抗性も低く、糖尿病などのリスクも予防できるようですね。

緑茶は腸内環境の他、血中もクリーンに?

【B】グループのマウスたちは、高脂肪食を摂っていても、脂肪組織に不健康な要素はほぼ見当らず、腸内の炎症も極めて低いことがわかりました。
肥満者の多くは、細菌毒素の「エンドトキシン」が血中に移動してしまい、様々な病気を引き起こしますが、緑茶とともに高脂肪食を食べた場合は、細菌毒素の移動を阻害し、多くの健康問題となる腸内環境の悪化も抑制されたのですね。

緑茶は食事と一緒に摂るのがベター

緑茶は水替わりに飲んでもいいですが、肥満予防や腸内や血中をクリーンにしたい場合は、食事と一緒に飲むのが一番効果的だと研究者たちは述べています。
※参考:『栄養生化学雑誌』2019年5月号
マウスでの実験報告ではありますが、マウスはヒトの生体構造が大変似ているので、人間でも同様の効果が見られるケースが高いので、こうして、世界に向けて、研究が発表されているのです。

さいごに

緑茶に含まれるポリフェノールは以前から「ジャパニーズパラドックス」とフランスの赤ワインのポリフェノール効果「フレンチパラドックス」と並んで、その機能性が注目されていました。
アメリカの研究ですが、日本人は幸い、食事と一緒に緑茶を飲む習慣がありますよね。
今はペットボトルの緑茶もあるので、大いに食事時に活用しましょう。
特に高カロリー食が好きな人は必須といえるでしょう。
お子さんの食習慣としても、日本の昔からの食生活の継承として、緑茶習慣は伝えておきたいですね。