AnnaBabyTokyo

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甘いジュースを飲み続けると?

今週のお題「お気に入りの飲み物」

甘いジュースやスポーツドリンク、エナジードリンクにはたっぷりのお砂糖が入っていますね。
パパママ世代はコーヒーや紅茶に砂糖を入れる習慣がある方も多いでしょう。
このような加糖飲料を毎日飲んでいると、将来、循環器系の病気にかかるリスクが高くなるようです。
ハーバード大学の最新栄養研究を見てみましょう。

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加糖飲料を毎日飲み続けると?

アメリカのハーバード大学の研究で、毎日の加糖飲料の摂取は、循環器疾患にかかるリスクおよび、その死亡率が高まる、ということがわかってきました。

10年前に比べると、アメリカにおいては、若干、加糖飲料の摂取量は、国の呼びかけもあって、徐々に減少はしているようです。
しかしソーダ類の他、子ども向けのフルーツジュースは、以前として食事と一緒に飲む人が多く、世界全体で見ると、有意に摂取量が増加しているそうです。

加糖飲料と循環器系、糖尿病との関係は?

ハーバード大学の研究では、加糖飲料と循環器疾患、そして糖尿病のような体重増加が原因とされる病気の関連や、健康問題を中心に調査が行われました。

これまでの研究では、加糖飲料の摂取と病気や死亡率上昇に関する発表は皆無に等しいということです。

この研究では、医療機関に勤務している男性約38,000人と、女性看護師約80,000人を対象に加糖飲料と疾患、死亡率の関連が調べられました。
加糖飲料の他に、人工甘味料についても同様に疾患と死亡率の関連が調査されています。

また、飲料の他に、食事内容や、身体活動、体格なども調整した上で統計がとられました。

その結果、加糖飲料をよく飲む人は、全体的に、なんらかの疾患で死亡率が高くなることがわかりました。
一方、人工甘味料では、死亡率は下がっているとのことです。
この研究だけでは、ハッキリと「加糖飲料は死亡率が上がる」とは言い切れず、さらなる詳細の研究が必要だそうですが、やはり加糖飲料の健康被害は大きいようですね。

飲料を水やお茶に替えるのが得策?

研究者たちはこの結果をふまえ、水分補給や食事時の飲み物で、加糖飲料を選択している人は、それを水やお茶に替えることが長寿に貢献し、様々な健康リスクを防げる、と述べています。
しかし、すぐには加糖飲料をやめられない人は、ダイエットソーダなど、人工甘味料の飲料でも、糖質やカロリー過多からくる健康被害を防ぐ対策としては有りとも。
※参考:『循環器』2019年3月

さいごに

甘い飲料を食事時に飲んだり、水分補給にスポーツドリンクやエナジードリンクを飲む習慣は、子どものころの生活習慣が大人になっても続いていることが多いですよね。
お子さんの将来を考え、甘いジュースやスポーツドリンクの与えすぎには注意するようにしましょう。