スナック菓子をはじめ「インスタント食品」「ハム・ウィンナー」など、食品工場で加工されている食品には、防腐剤や着色料が含まれています。
それらを食べ続けている人は、糖尿病リスクがUPすることがわかってきました。
フランスの最新研究を見てみましょう。
加工食品はやはり危険?
おこさんのおやつや、仕事や家事の休憩に便利な「スナック菓子」。
日本でも毎日のように、どこかの食品メーカーやコンビニで新商品が発売されるので、まめにチェックしているファンも多いことでしょう。
しかし、こうしたスナック菓子をはじめ、インスタントラーメン、缶詰やレトルト、ハムやウェインナー、そして消費期限が長いパンや菓子類には、多くの「砂糖」「保存料」「添加物」「着色料」が含まれています。
フランスのパリ大学などの共同研究により、こうした食品工場で作られる「超加工食品」を毎日のように摂取している人たちは、そうでない人たちと比べてⅡ型糖尿病になるリスクが高いことがわかってきたのです。
フランスで行われた10万人規模の食事調査でわかった事実とは?
フランスで行われた「大規模コホート研究」では、インターネットを利用して約10万人の食事記録を回収し、統計が摂られました。
参加者は18歳以上で、回答者の平均年齢は42.7歳でした。
食事記録は、「24時間思い出し法」が用いられています。
この調査を平均6年間、追跡調査した結果、超加工食品の摂取が多い人ほど、Ⅱ型糖尿病のリスクが有意に高いことがわかったのです。
特にエナジードリンク、加糖飲料が危ない!
研究者たちが、特に危険だと注意喚起を促している「超加工食品」は、
- 炭酸飲料(加糖)
- エナジードリンク
- 人口甘味料入り飲料
- 香料の入ったアイスクリームやヨーグルトなどの乳製品
- 乳化剤入りのソースやドレッシング
これらの摂取が多い人ほど、Ⅱ型糖尿病のリスクが高いようです。
※参考:『JAMA内科学』
さいごに
エナジードリンクや加糖飲料の摂取は、以前から肥満や過体重の原因飲料と言われていましたが、ここでも危険食品に上がってしまいましたね。
「超加工食品」は大手食品メーカーが製造していることもあり、華やかでカッコいいCMでついつい買ってしまことが多いですよね。
しかし、1つ買うごとに、生活習慣病のワナが潜んでいることを覚えておきましょう。
特に食習慣は、子供の時が一番大切です。
将来、加工食品好きで、健康を害する成人にならないよう、パパママが見守ってあげましょう。