AnnaBabyTokyo

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加糖飲料と死亡率は正比例?

お砂糖たっぷりのドリンク摂取量と総死亡率は比例する、という報告が、フランスにある国際がん研究所より発表されました。
45万人ものデータが解析された結果なので、甘いドリンクが好きな人はご注意!

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1日2杯の砂糖入りドリンクで凶?

フランス、リヨンにある国際がん研究所では、欧州10ヶ国の述べ45万人の男女データを解析し、加糖飲料の摂取量と総死亡率の関係を割り出しました。

研究では約16年間の追跡調査が行われ、その期間中に、約42,000人の死亡が確認されました。

死亡者の加糖飲料の摂取量を解析したところ、1日2杯以上、加糖飲料を摂取していた人たちは、1日1杯未満の人たちより、全死因の死亡率が総じて高くなることがわかったのです。

加糖飲料は循環器系を悪くする?

調査対象となった欧州の国々は、デンマーク、フランス、ドイツ、ギリシャ、イタリア、オランダ、ノルウェイ、スペイン、スウェーデン、英国の10ヶ国でした。
そして調査開始の時期は、1992年から2000年の間にスタートされています。

それぞれ、約16年間の追跡調査を経た結果、1日2杯以上の加糖ドリンクを摂取していた人たちの死因は、循環器系疾患が多いこともわかりました。

がんに焦点をあてて解析すると、特にがんと加糖飲料の因果関係はみられなかったそうですが、死因はがんだけはないので、加糖飲料の摂取量が多い人は、特に注意しておきましょう。
※参考:『JAMA内科学』2019年9月

さいごに

加糖飲料の怖さは、これまでにも多くの報告があがっていますが、加糖飲料は、お子さんが好きな甘いジュースだけとは限りません。
缶コーヒーや、缶紅茶、スポーツドリンク、エナジードリンク、そして大人がたしなむサワーやチューハイなども該当します。
1日2杯で、循環器系が弱っていくようなので、徐々に量を減らす努力をしたいものですね。

味覚は子どもの頃の食生活が、大人になっても影響すると考えられています。
お子さんのジュース習慣は、なるべく早いうちに修正してあげましょう。