AnnaBabyTokyo

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乳製品、赤身肉を減らすのが一番のダイエットに?

思春期のお子さんがいらっしゃる場合、特に女の子は、体型を気にしてのダイエットに興味を持つようになりますね。
美意識の高い女の子は、小学校高学年からダイエットをするという報告もあります。
偏った食事によるダイエットは問題ですが、小児肥満や思春期肥満の問題もあるので、何を減らすと、体脂肪が付きにくいかを覚えておくと、家族全員が太りにくく健康に過ごせるでしょう。

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バター、生クリーム、赤身肉の飽和脂肪酸を減らそう!

体重に関わらず、腹囲が大きいと心血管系の疾患や、糖尿病、肥満なのどのリスクが高まると言われています。
これは内臓の周りにつく脂肪が影響している病気です。
これらは大人だけではなく、子どもでも同じように小児肥満や小児糖尿病などのリスクが高まるということです。

アメリカのカリフォルニアポリテクニック州立大学の研究によると、様々なダイエットが出回っていますが、腹部の脂肪を減らすには、飽和脂肪酸(バター、生クリーム、牛肉や豚肉)の摂取を減らし、食物繊維の多い食事を摂っていると、自然と体内は内臓脂肪をはじめ、余分な脂肪が付きにくいと、発表しています。
※参考:『ACSM健康とフィットネス雑誌』

糖質オフ(高脂質高タンパク)はさほど効果なし?

世界中で新常識になりつつある糖質オフダイエットは日本でもおなじみとなりましたね。

お菓子やパン類などの糖質オフ製品は、小麦粉の代わりに、大豆粉やイヌリンなどの食物繊維に置きかえられ、そして砂糖はエリスリトールなどの天然のカロリーと糖質がゼロな甘味料に置きかえられるので、大いに活用するといいでしょう。

しかし普段の食事では野菜摂取も重視せず、一部の医師たちが「肉ファースト」と謳った糖質オフダイエットを大々的に進めているケースも見られます。

けれども、肉類や乳製品に含まれる飽和脂肪酸の摂取は世界中で、注意喚起が促されているので、鵜呑みにしないよう、注意しましょう。

肉類を中心とした食事は、糖質は確かに少ないですが、食物繊維もほとんどないので、飽和脂肪酸がそのまま体内に蓄積されやすくなり、内臓脂肪が溜まるだけではなく、その余分な脂肪がやがて、体外に出ないので、血液を汚染し、血管も詰まらせるので、栄養がカラダの隅々にまで運ばれなくなります。
そうすると、脳にも栄養が回らないので、大人なら高血圧や脳梗塞、子どもならキレやすい子や、肥満児の心配が出てくるのです。

トランス脂肪酸や酸化した油分も注意

大手食品メーカーが製造しているパンにはファストプレッドやマーガリン、ショートニングなどのトランス脂肪酸が多く使われています。
トランス脂肪酸は、バターよりも悪いと言われる脂肪酸で諸外国では使用禁止ですが、日本では1日パン1個程度からとるトランス脂肪酸なら、健康被害はない、として使用を認めています。

まだ夏休みのお子さんに、そういった菓子パンを多く与えすぎていないでしょうか?
そして子どもが大好きなポテトチップスやスナック菓子も、基本、油で揚げています。
使われている油はいくつかの植物油をブレンドした加工油(サラダ油)ですが、製品化され、出荷した時点で、その油は既に酸化しています。
酸化した油分を多くとりすぎると、これも体脂肪になりやすいので、ご自身も、お子さんも、食べ過ぎないように注意してくださいね。

地中海ダイエットや和食は理想的?

前述のカリフォルニアポリテクニック州立大学の研究者たちは、高血圧をはじめ、心血管リスク、糖尿病リスク、肥満リスクを下げるという報告が次々と発表されている「地中海料理」は、魚介類と野菜を多く摂るので、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸の摂取が極めて低く、不飽和脂肪酸(魚介類、植物油脂)と食物繊維が多いのが、健康にいい影響を与えているとしています。

地中海料理と同様、和食も、同様のことが言えるようですね。

パン食は、例えパンそのものが全粒粉であっても、食べる時にバターやマーガリンをたっぷりつけると、台無しになるので、オリーブオイルで食べるようしてみましょう。

さいごに

魚介類が苦手でお肉派という方は、飽和脂肪酸が少ない鶏肉や、ほぼ不飽和脂肪酸の状態に近い鴨肉などを利用しましょう。

そして今日は「野菜の日」でもありますが、食物繊維の摂取を多くするために、野菜も忘れずに取り入れましょう。

ダイエットの基本は、飽和脂肪酸(乳製品と赤身肉)を徹底的に減らし、食物繊維の摂取を増やすことでポッコリお腹は引っ込むようなので、ぜひ覚えておきたいですね。