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中年になると生理的に運動嫌いになる?米・疫学研究

子どもの頃は、誰に教わったわけでもないのに、歩くより走り回る子が多いのは、生理的なもののようですね。
そして学童期から青年期(小学校~高校まで)は学校でも体育の授業が義務付けられています。
この時期にスポーツ活動を行うお子さんも多いことでしょう。
しかし、学生時代に体育会系であった人も、ヒトは生理的に中年になると運動嫌いになることがわかってきました。
詳細を見てみましょう。

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中年になると生理的に運動嫌いになる?

中年(一般に30代以降)になると、スポーツ選手でもない限り、人間は生理的に運動をしなくなる生き物のようです。

アメリカのテキサス大学健康科学センターの研究では、「若年成人期冠動脈リスク発達」の観点から、18歳から30歳までの男女、約5,100名を対象に、30年以上、追跡調査を行いました。

解析の結果、男女とも、中年期(30代以降)に入ると、10年ほどかけて身体活動量が低下していくことがわかりました。

中年期は生活環境も影響する?

中年期は、生理的に、20代までの頃と違って、30代以降からは、一般に体力は衰えていくものです。
それに伴い、この年代以降の人たちは、仕事でも責任あるポジションに就くので忙しく、子どもや高齢者のお世話をする立場でもあるので、自身の健康管理に時間をかけられない、といった生活環境も影響するそうです。

身体活動量の低下と生活や仕事の多忙で、どうしても運動不足に陥り、関節痛などを生じているケースも多いようです。

しかし、この中年期の生活習慣が、今後の疾病リスクを高めることになるので、1日でも早く、高齢になる前に、身体活動量を活発にしておく必要があるとのことです。
※参考:『米国疫学雑誌』

さいごに

ママやパパは常にお子さんの健康のために、水泳や体操、男子なら野球やサッカー、女子ならバレエやスケートなどの習い事を気にかけていらっしゃることでしょう。
しかし、今のママやパパの年代に身体活動量を鍛えておかないと、疾病リスクが高まってしまうのです。
仕事やお子さんの習い事の隙間時間に、短時間でできるエクササイズやウォーキング、ジムなど、工夫して取り入れるようにしておきたいですね。