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子どものご褒美、お小遣いよりお菓子の方が効果的?

お子さんがお手伝いをしてくれた時、お稽古事を頑張った時、そして勉強を頑張った時など、ご褒美を用意しているご家庭も多いことでしょう。
アメリカの研究では、お小遣いよりも、キャンディなどのお菓子をご褒美に与えた方が、子どもの脳が活性化することがわかってきました。
詳細をみてみましょう。

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ご褒美はお菓子の方が効果的?

アメリカのヴァーモント大学の研究で、空腹ではない場合でも、子どもたちは金銭よりも、食物で報酬を与えることで、強く活性化する脳の領域が発見されたと発表しています。

研究では、7歳から11歳の子ども59名を対象にあるテストを行いました。
対象となった子どもたちに、3回、研究室を訪問してもらい、空腹時に典型的な食事を食べる、お腹がいっぱいの時にスナックを食べる、といった異なる状況化で食事をしてもらいました。
そして食べた量を、食事の前後、両方において、測り、統計がとられました。

4回目に研究室を訪問した時に、子どもたちは、コンピューターがはじき出す数字を当てる、という簡単なゲームに解答してもらい、脳機能のMRIスキャンを受けました。

その前に、子どもたちはゲームの度に、もし当たったらご褒美が貰えると告げられています。
ご褒美はゲームの度に、金銭、キャンディ、書籍とされました。

その結果、金銭よりもキャンディを貰えると聞いていて解答を当てた場合、金銭の時よりも脳の種々の領域が活性化されることが発見されました。

もちろん、個人差はありますが、子どもの時期は、物欲よりも食欲が旺盛で、過食傾向が高いことがわかりました。

成長期の子どもは誰もが過食傾向に?

子どもの体重や体型に関係なく、成長期の子どもは、きちんと大人が管理してあげないと、誰もが過食傾向なのかもしれません。
この研究のテストでは、特に、脳の認知制御と自己制御に関連する領域で、反応が上昇したそうです。

この研究は、過食の原因や、小児肥満、将来の肥満予防にも役立つと考えらています。
※参考:『食欲』

さいごに

お子さんへのご褒美を、お菓子にしてしまうと、過食傾向が強まり、小児肥満や未来の肥満へとつながる可能性もありますが、きちんと管理してあげれば、脳の機能が活性化することも事実なので、「アメとムチ」は上手に使い分ける必要がありそうですね。