AnnaBabyTokyo

仕事・子育て・健康・栄養~働く女性を応援する情報ブログ

運動習慣は肥満遺伝子に勝つ

ダイエットは男性も女性も、永遠の課題かもしれませんね。
女性ならやせたい、男性なら筋肉質になりたい、などなど。
しかし、遺伝もあるので、「肥満になりやすいDNA」を持っている人もいます。
「さほど食べてないのに脂肪がたまりやすい」、または「ついつい食べてしまうクセがなおらない」などです。
そんな肥満遺伝子に打ち勝つには、やはり運動習慣が有力なようです。
台湾の最新遺伝子研究を見てみましょう。

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定期的な運動習慣は体型キープに必須?

国立台湾大学の研究発表で、肥満になりやすい「肥満遺伝子」を持った人でも、定期的な運動習慣を持つ人は、やはり体重キープがしやすいことがわかってきました。

研究では、30~70歳の台湾人、約18,000名を対象に、遺伝子検査と自己申告の運動習慣の関連が調査されました。

肥満度を測定する、

  1. BMI
  2. 体脂肪率
  3. ウエスト周囲径(腹囲)
  4. ヒップ周囲径
  5. ウエストヒップ比

これらの5つの指標を検討した結果、定期的なジョギングを行っている人ほど、肥満が抑えられていることがわかりました。

肥満になりにくい運動習慣とは?

肥満になりにくい運動習慣としては、ジョギングが一番のようですが、他の運動習慣では、以下のようなものも有効だそうです。

  • ウォーキング
  • 登山
  • ダンス(エアロビなど本格的なもの)
  • ヨガ

これらの運動はジョギングと並び、肥満遺伝子を持った人でも、体型キープ効果が高かったそうです。

肥満対策になりにくい運動とは?

また、以下の運動習慣は、さほど体型キープには効果がないようです。

  • サイクリング
  • ストレッチ
  • 水泳
  • ダンスダンスレボリューション(ゲーム感覚の軽いダンス)

肥満遺伝子は運命ではない!?

肥満遺伝子を持って生まれてきた人は、自分は「太りやすい体質」と思い込んでいるかもしれませんが、研究者たちは、

肥満遺伝子は運命ではなく、定期的な運動によって防げるものである。

と述べています。

これまでの研究では肥満遺伝子を持つ人たちの、BMI値しか測定されていませんでした。
しかし、この研究により、前述のBMI以外の4項目など、総合的に観察することで、腹部肥満などの予防策や運動の種類の特定ができました。
そのため、今後の肥満対策の大きな発見となったようです。
※参考:『プロス遺伝学』2019年8月

さいごに

筆者は、個人的に自転車で長距離走行しても、さほど「運動した!」と感じられなかったのですが、この研究報告で納得できました。

パパママはもちろん、ご家族の運動習慣の見直しに、役立てたい報告でしたね。