AnnaBabyTokyo

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筋トレは身体の慢性炎症の予防に! アメリカ・研究

筋肉の運動は、その行為自体が、慢性炎症の「抗炎症効果」があるようです。
アメリカの最新研究の詳細を見てみましょう。

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筋肉を動かす行為が抗炎症効果に?

アメリカのデューク大学の研究により、冒頭のようなことがわかってきました。
研究班は、ヒトの骨格筋細胞を培養して、実験の経過を観察。
体内で、様々な炎症を引き起こす可能性のある多くの分子が、筋肉の消耗や機能障害に関連しています。
こうした筋肉の障害を防ぐのに、筋肉を動かすことができる運動が役立つのだそうです。

運動を一週間サボるだけで筋肉が縮小?

実験では、ヒト由来の培養筋肉を用いて、疑似的に、7日間の「運動なし」環境を作り出しました。
方法としては、培養筋肉を高濃度のインターフェロンγに曝露させました。
その結果、筋肉は小さくなり、その多くの機能が失われたということです。
これを、実際の人間生活に当てはまると、一週間、運動をせずに過ごすと、筋力が低下し、体内で様々な炎症が起きやすくなることを示しています。

運動で筋肉を刺激すると慢性炎症が解消!

しかし、培養筋肉に電極を流し、疑似的に「運動療法」を与えたところ、慢性炎症の影響がほぼ、完全に防止されたとのこと!
人間生活に置き変えると、運動を少し取り入れるだけで、筋力UPが見られ、体内の炎症が起きにくい状態になるということです!

関節リウマチは運動で予防になる?

さらに、運動が筋肉細胞のある分子経路を阻害することも判明!
それは、関節リウマチを起こしやすい分子経路でした。
運動を取り入れるだけで、関節リウマチの治療薬を投与したのを同様の抗炎症効果が観察できたそうです。

この結果は、研究者たちにとって予想外でしたが、運動が関節リウマチの予防になったり、改めてヒトの健康に寄与することが確認できたとのこと!
※参考:『サイエンスアドバンス』

さいごに

コロナ禍で、おこもり需要が増えていますが、おうちでできるエクササイズや散歩など、工夫次第で運動はできますよね。
軽い運動を取り入れて、筋力UPをはかり、免疫力のある体力を目指したいですね。