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キノコを追加するだけで簡単な栄養補給に! アメリカ・研究

毎日の食事に、キノコ類は取り入れていますか?
アメリカの最新・栄養研究によると、毎日一皿のキノコを、食事にプラスするだけで、現代人が不足している栄養成分を概ねカバーできることがわかってきました!
詳細を見てみましょう。

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キノコを加えるだけで栄養バランスが◎!

アメリカの『ニュートリションインパクト』という研究機関の報告により、冒頭のようなことがわかってきました。
食事に一皿にキノコを加えるだけで、カロリーや塩分、脂肪分を増やすことなく、ビタミンDなどの不足栄養成分などが補える、とのこと!

食事に一皿のキノコ類を!

研究班は、アメリカの『国民健康・栄養調査』2011~2016年の食事データを用いて、食事にキノコを一皿:キノコ3種類の合計84g)プラスした効果を検証しました。
対象年齢は、9~18歳と、19歳以上についてモデル化しました。
その結果、毎日の食事のどこかで84gのキノコをプラスするだけで、カリウムや食物繊維を含む、不足栄養素が改善する事実が判明しました。

不足栄養素の詳細内容とは?

不足栄養素の詳細内容は、以下の通り!

  • 食物繊維:5%~6%
  • 銅:24%~32%
  • リン :6%
  • カリウム :12%~14%
  • セレン :13%~14%
  • 亜鉛 :5%~6%
  • リボフラビン :13%~15%
  • ナイアシン :13%~14%
  • コリン :5%~6%

ということです。
ちなみに、カロリー、炭水化物、脂質、ナトリウムには影響を及ぼしませんでした。

日光を浴びたキノコからは多くのビタミンD補給が!

紫外線を照射したキノコからは、1皿あたり5μgのビタミンDが供給されることも判明!
これにより、9~18歳の層では、ビタミンD欠乏の割合が約95%から約53%までに改善されました。
19歳以上の層では約95%から約64%に改善されていました。

キノコを加えるだけで食事ガイドラインの規定を満たす?

この結果をふまえ、研究者たちは、

この研究では、キノコを食事に加えるだけで、『食事ガイドライン』に規定されていた食事目標を達成できる効果的な方法だと確信できました。

と述べています。
※参考:『食品科学と栄養』

さいごに

若い世代ほど、キノコを食事にプラスするだけで、不足栄養分が改善されそうですね。
キノコは、なべ物や炊き込みご飯に入れると、独特の風味が出て美味ですよね。
シチューやパスタ、ブルスケッタの具など、洋食にもよく合います。
お料理のレパートリーにキノコを加えて、偏った食事の改善を図りたいですね。