AnnaBabyTokyo

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ステイホームでスクリーンタイムが増え睡眠問題に?イタリア・研究

コロナのパンデミックが長引く中、世界各地でロックダウン期間も長引いていますね。
そのため、家で夜中までテレビやゲーム、ネットといったスクリーンタイムが増え、睡眠問題を抱える人も続出しているそうです!
イタリアの最新研究を見てみましょう。

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夜中のスクリーンタイムで睡眠の質が悪い健康に

イタリアのラクイラ大学の研究報告により、冒頭のような事実がわかってきました。
イタリアでは、ロックダウン期間中のインターネット通信料が、前年同期と比較して、約2倍に増加していました。
研究者たちは、イタリアの最初の全国的ロックダウンの第3週と第7週のデータに絞って、分析!

WEB調査の詳細は?

研究対象期間中に、約2,000名に対してWeb調査を実施。
平均年齢は33歳ということでした。
睡眠の質と不眠症状は、『ピッツバーグ睡眠の質問票』と『不眠重症度問票』を評価基準としています。
また、第7中の調査に関しては、就寝前2時間のデジタル機器の使用についても、項目が追加されていました。

ロックダウン期間が長引くほどスクリーンタイムが増加?

調査対象者の約35%が、1回目の調査よりも、2回目の調査期間中に、デジタル機器の使用が増加していました。
そして、デジタル機器使用の時間が長引いた人ほど、次のような睡眠障害が発生していました。

夜のスクリーンタイムが長引くほど睡眠障害に?

主な睡眠障害は以下の通り!

  • 睡眠の質の低下
  • 不眠症状の増加
  • 総睡眠時間の短縮
  • 就寝および起床時間の遅延

といった問題が増えていました。

スクリーンタイムが短くなると睡眠の質も向上?

逆に、スクリーンタイムが短くなった人については、全体の約7%でした。
しかし、この人たちは反対に、

  • 睡眠の質の改善
  • 不眠症状の減少
  • 寝不足と中等度から重度の不眠症状の有症率が低下

という、良い結果が見れました。
スクリーンタイムが減少している人は、自粛期間中、一貫して早い時間に就寝している傾向も見られました。

スクリーンタイムの変化がない人たちは?

また、ロックダウン期間中、スクリーンタイムに変化がないと報告した人は全体の約57%でした。
睡眠習慣についても、同様に変化がなかったということです。

ロックダウンは全体の睡眠の質を悪化させた?

この結果をふまえ、ロックダウンは、以前からすでに「睡眠の質」が低かった人々にとっては、睡眠状態を、さらに悪化させた、と研究者たちは示唆しています。

「就寝前の数時間に、デジタル機器を多用することは、以前から若者の間に根差した社会問題になっていました。
ロックダウンは、火に油を注ぐ形で、さらに若者の睡眠障害に影響した」

ということです。
※参考:『睡眠』

さいごに

日本でも、コロナのパンデミック以前から、「睡眠障害」が問題になっていました。
スマホや携帯ゲーム機の普及で、就寝前のスマホ習慣が増え、社会問題になっていました。
コロナ云々に関わらず、寝る前のデジタル機器は、視覚障害にもつながるので、控えたほうが良さそうですね。