新型コロナウイルスの影響で、世界中で外出規制の呼びかけがまだまだ続いていますね。
ヨーロッパでは徐々にロックダウンが、解除されはじめていますが、ロックダウン中の様々なストレスが統計となって、浮き彫りになってきました。
スイスでは、ロックダウン中の人々の「睡眠」について調査!
その詳細結果を見てみましょう。
ロックダウン中の睡眠は長くなったが……
スイスのバーゼル大学の研究によると、ヨーロッパでのロックダウンにおいて、人々は規則的に睡眠時間が伸びていることがわかってきました。
しかし、睡眠の質は低下していたとのこと。
行動規制によるストレスが睡眠に影響?
研究チームは、2020年3月23日から4月26日にかけて、6週間におよぶオンライン調査を実施。
調査の内容は、新型コロナウイルスのパンデミックを抑制するために、ヨーロッパ各国で実施された行動制限が、睡眠にどのような影響を与えていたか、というものです。
この調査の参加国は「スイス」「オーストリア」「ドイツ」で、合計435名から回答を得ることができました。
この回答者の85%が在宅勤務、そして75%が女性でした。
その結果、「睡眠時間の確保」においては比較的良好でした。
詳細を調査すると、「社会的リズムのゆるみ」から「社会的時差ボケ」が減少していることもわかりました。
睡眠時間を確保できるようになった背景とは?
参加者の75%が、ロックダウン以前よりも、平均50分ほど睡眠時間が長くなっていました。
一番の理由は、朝夕の通勤時間が省略されたこと。
しかし、これにより、ロックダウン以前の体内リズムが狂ってきており、質の良い睡眠には、決してつながっていないこともわかってきました。
睡眠の質が低下した理由は?
睡眠の質が低下した理由については、決して驚くような結果ではありません。
コロナに関しては、人類がはじめて直面した「未曾有の事態」で、ほとんどの人がコロナを重荷に感じているためだと指摘。
この改善には、アウトドアでの身体活動で、睡眠の質が向上できるとのことです。
※参考:『最新生物学』
通勤時間が減った分、身体を動かす機会も減っているので、屋外でのウォーキングなどをプラスするといいでしょう。
さいごに
ヨーロッパでの統計調査ではありますが、日本でも似たような状況のことと思います。
アウトドアでの身体活動は、どこの国でも推奨されており、縛りもきつくはありません。
屋外での開放的な空気間では、感染も少ないと考えられているので、ウォーキングなど、無理のない範囲で外出する機会を作り、より良い睡眠を誘えるといいですね。