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議論を早く解決すると幸福度が増す? アメリカ・研究

ケンカやもめ事、会議での意見の対立など、「議論」は日常茶飯事ですね。
意見の不一致が原因で起こる、議論は、長引くと誰しもストレスを抱えます。
しかし、早く解決すると、感情的な反応が大幅に減少し、結果次第では、ほぼ完全にストレスが消去される場合もあります。
議論の早期解決は、それだけストレス負荷の軽減につながるのだとか!?
アメリカの最新研究の詳細を見てみましょう。

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議論が早く解決すると幸福度が増す?

アメリカのオレゴン州立大学の研究報告より、冒頭のようなことがわかってきました。
議論が早く解決して、ストレスの軽減につながると、健康にも大きな影響をあたえるようです。
研究では、『毎日の経験に関する全国調査』というアンケート調査より、約2,000名の回答データを解析しました。
調査対象となった人たちは、33~84歳の男女ということです。

一番大きなストレスは「議論」

このアンケート調査は、8夜連続で、毎日のストレス経験の目録を作成し、ストレッサーの解決状況と毎日の否定的感情/肯定的感情を回答したものです。
その中で、「発生した議論」と「回避された議論」が起きた日に着目!
ヒトは「議論」に大きくストレスを感じる事実がわかってきたのです。

ヒトの感情は「議論」が解決されるとどう変わる?

そこで、研究では、この「議論」が起きた翌日以後の「否定的感情」と「肯定的感情」がどのように増減するかを調査しました。
その結果、議論が解決したと感じた人たちの反応は、解決されなかった時と比べて、「否定的感情」の反応が、約半分に緩和されることが明らかになりました。
さらに、議論が解決されたと感じた人たちは、翌日以降に、「否定的感情」が持続的に増加することはなかったようです。

年齢別にみる感情の変化

68歳以上の高齢者に焦点を当ててみると……!?
45歳以下の人たちと比べて、議論が解決したと感じる可能性が、40%以上も高くなることがわかりました。
年の功なのでしょうか?
研究者によると……?

誰もが、日常生活の中でストレスを抱えて生きています。
ストレスに満ちた出来事の発生は、止めることはできません。
しかし、それらを解きほぐし、終わらせ、解決することができるのなら、それはあなたの人生の面に、間違いなく幸福感をもたらすことでしょう。

と述べています。
また、

あなたの議論を解決することは、日常生活の中で幸福を維持するために、大変重要なことでもあります。

とのこと。
※参考:『心理科学と社会科学』

さいごに

議論もストレスを抱える事項も、「物事は受け取り方次第」とも言いますね。
ネチネチと議論を長引かせると、その分、いやな気分も、ストレスも継続します。
早く解決することが、確かにストレス緩和と幸福感をもたらしそうですね。