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定期的な筋トレは骨格の加齢を軽減する? フィンランド・研究

引き続き、お家時間が増える中、筋トレに励んでいるパパママも多いことでしょう。
特に男性にとっては、定期的な筋トレを行うことで、加齢による骨の劣化を防いだり、骨量の減少予防にもなるようです!?
フィンランドの最新研究を見てみましょう。

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定期的な筋トレで骨の加齢を予防!

フィンランドのユバスキュラ大学の研究により、冒頭のようなことがわかってきました。
研究チームは、長期トレーニングの経験がある男性を対象に、継続的な筋トレとスプリント・トレーニングが、どのように骨の老化と関連するかを調べました。
対象となった男性は、40~85歳の約70名の男性です。

10年間の継続トレーニングで骨はどうなる?

対象となった男性たちは、10年の追跡調査の後、脛骨の断層をコンピューター撮影により調べられました。
調査内容は、トレーニングのステータスと、骨の縦方向の変化との関連です。
対象者は、以下の2つのグループに分けられて、データ解析されています。

  • 定期的な筋トレとスプリント・トレーニングを続けた男性
  • トレーニング負荷を減らした男性

定期的な筋トレで骨の健康を維持

その結果、定期的な筋トレとスプリント・トレーニングを行っていた男性ほど、脛骨の維持や改善に関連していました。
その一方で、トレーニング負荷を減らした男性たちは、骨特性が10年の間に、低下したことが判明しました。

いくつになっても筋トレは続けるべし!

この結果をふまえ、研究者たちは、

トレーニングのプラス効果は、骨梁の骨密度と脛骨骨幹の断面形状に、最も顕著に現れます。
高度な筋トレを積むほど、加齢に関わらず、骨は丈夫に維持されるでしょう。
全ての高齢者が、アスリート並みの高強度トレーニングを行うのは不可能です。
しかし、筋力・パワートレーニングは、全ての年齢層の人でも実行できるので、強く推奨します。

と述べています。
※参考:『骨及びミネラル研究雑誌』

さいごに

この研究は、男性を対象としたものですが、女性も無理のない範囲で筋トレは行ってほうが良いでしょう。
骨量は二十歳をピークに、減少していくので、今、若年層でも、未来の骨を維持するために、筋トレ習慣は取り入れておきたいですね。