AnnaBabyTokyo

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日中に烏龍茶を飲むと夜間の睡眠中に脂肪を分解!? 筑波大学・研究

長引く「おうち時間」で、コロナ太りが気になっている方も多いことでしょう。
そんな方々に朗報!
日中に烏龍茶を飲んでおくと、夜間の睡眠中に、体内で脂肪が分解され、ダイエット効果が期待できるようです!?
無理な食事制限や運動などの縛りがなく、楽ヤセできるかもしれません!?
詳細を見てみましょう。

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烏龍茶で眠っている間に体重を減らそう!

筑波大学の最新・栄養研究により、冒頭のようなことがわかってきました。
眠っている間に体重を減らせるなんて、理想的ですよね。

お茶の種類は酸化の程度によるもの

緑茶や烏龍茶、紅茶などのお茶は、全て「チャノキ」という植物から作られています。
それぞれ風味の違ったお茶になるのは、製造工程の「酸化の程度」によるため。

  • 緑茶:酸化の工程がないため、穏やかな味わいとなる。
  • 紅茶:完全に酸化させるので独特の紅色が生まれる。
  • 烏龍茶:参加の度合いが中程度。そのため、緑茶と紅茶の両方の特徴を持つ。

緑茶は「ジャパニーズ・パラドックス」と言われるほど、様々な健康効果が報告されていますが、烏龍茶の健康効果は、まだわからないことが多かったのです。

お茶の摂取は脂肪の分解を亢進する

烏龍茶にも、緑茶や紅茶と同様、カフェインが含まれています。
カフェインは心拍数を上げることでエネルギー代謝に影響を与えることで、知られています。
しかし、研究によると、カフェインの効果とは関係なく、お茶を摂取するだけど、脂肪の分解が亢進する可能性が見えてきたとのこと!
そこで、研究チームは、健康な被験者が烏龍茶を摂取した場合の、エネルギーや脂肪代謝を調査。
その結果、烏龍茶と純粋なカフェイン摂取は、プラセボ群と比較して、脂肪の分解を約20%増加させていることが判明したのです。

烏龍茶は睡眠時にも効果を発揮?

さらに、烏龍茶は睡眠中にも効果が持続していることが発見されました。
烏龍茶の摂取も、カフェインの摂取も、エネルギー消費の増加は見られなかったとのこと。
これは、2週間の調査期間中に、カフェインの刺激効果に対して、被験者の身体に耐性が発達したからだと、考えられています。

カフェインは睡眠を阻害するが……

ヒトは睡眠不足が続くと、エネルギー代謝がきちんと行えず、太りやすくなります。
また、カフェインは睡眠を阻害することで知られていますね。
そこで、研究チームは、被験者の睡眠パターンについても調査しました。
被験者もプラセボ群も、睡眠パターンや眠りにつくまでの時間に、目立った違いはないため、烏龍茶をのむことで安眠できなくなる可能性は低いことが示されました。

暴飲暴食のお供に烏龍茶を!はアリ!?

研究者によると、

ホリデーシーズンなどに陥りやすい「暴飲暴食」を無かったことにするために、烏龍茶をがぶ飲みしたと仮定します。
そうすると、「たぶん」太りにくいだろう。

との見解を!
その理由は、

睡眠中の脂肪分解に対して、烏龍茶の刺激効果は、体重を制御するために現実的な臨床的妥当性があります。
しかし、本研究は2週間だったので、烏龍茶の効果が、長期間にわたって、実際の体脂肪減少につながるかどうかを、検討する必要があります。
また、カフェインの効果を他のお茶の成分と区別するため、カフェイン抜きの烏龍茶でも効果があるかどうかも、検証する必要があるからです。

と述べています。
※参考:『栄養素』

さいごに

烏龍茶を毎日、日中に飲む習慣をつけておくと、睡眠中に脂肪を分解してくれるとは、驚きですよね!
まずは2週間なら、着実に効果があるようなので、お正月太りを解消したい人は、ぜひ取り入れてみたいですね。