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妊娠中のカフェインは子どもの脳に影響する? アメリカ・研究

以前から、妊娠中のカフェインは良くない、と言われていましたが、アメリカの最新研究で、どれぐらいの危険度があるのか、具体例が報告されました。
詳細を見てみましょう。

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妊娠中のカフェインは子どもの後年の行動にまで影響する?

アメリカのロチェスター大学・医療センターの研究報告によると、妊娠中に摂取したカフェインで、胎児の脳の重要な経路に影響し、子どもの後年の行動障害にも影響することがわかってきました。

研究チームは、9~10歳の子どもたちの脳をスキャン分析し、子宮内でカフェインにされされた時の、子どもの太刀の脳構造の変化を調査しました。

妊娠中のカフェインは胎児の脳にどう影響する?

妊娠中のカフェイン摂取は、お子さんの恐ろしい精神状態になるほど重篤ではないようです。
しかし、お子さんの行動変容の問題には、確実に影響しているとのことです。

この研究は、『思春期の脳と認知発達』研究の一環として、調査が進められました。
研究班は、9~10歳の子ども約9,000名から収集した脳のMRI画像データを分析。
カフェイン摂取の関数として、27の神経線維回路を調べ、子どもの脳の構造を調査しました。

半数近くのママが妊娠中にカフェインを摂取していた

このうち、約4,000名の母親が、妊娠期間中に、週に1回以上のカフェインを摂取していたと報告。

解析の結果、妊娠中にカフェインを摂取した母親から生まれた子どもは、脳の左半球に存在する「下前頭後頭筋束」という分野と「皮質脊髄路」という経路に、明らかな変化があることが発見されました。

これにより、研究者たちは、子どもたちの認知機能には影響はほぼないが、精神病理的には、良くない結果だと述べています。
※参考:『神経薬理学』

さいごに

以前から言われているように、やはり妊娠中のカフェイン摂取は、徹底して避けるほうがよさそうですね。
「少しぐらいのコーヒーや紅茶は大丈夫」という説もありますが、この「少し」が将来のお子さんの行動障害につながるかもしれないので、妊活中のママも含めて、注意しておきたいですね。