AnnaBabyTokyo

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コロナは通常の肺炎よりも後遺症が多い? アメリカ・研究

コロナの収束メドが立たない昨今。
コロナに感染して、完治したはずが、様々な後遺症で悩んでいるという報道も耳にしますね。
アメリカの最新研究によると、コロナに罹ると破壊された肺組織が、その後に残ることもわかってきました。
詳細を見てみましょう。

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例えるなら!コロナは複数の山火事のよう……?

アメリカのノースウェスタン大学の研究によると、コロナ肺炎は複数の山火事のように、私たちの肺に広がっていくとのこと!
その細胞破壊力は強力で、一度壊れた肺組織は、後々、後遺症となって後に残るようです。

肺炎を起こすウイルスの仕組み

肺炎を起こす細菌やウイルスは、数時間の間に、ヒトの肺の広い領域に広がると考えられています。
現代のICUでは、こうした肺炎の細菌やウイルスは、最初の数日以内に、抗生物質や免疫系の細胞によって制御されます。
しかし、コロナ肺炎の仕組みは違うようです。

コロナウイルスは肺の免疫細胞をハイジャック!?

コロナウイルスは、肺の広い領域に急速に感染します。
その時に、肺の複数の小さな領域に、拠点を作るようです。
その次に、肺自身の免疫細胞を、まるでハイジャックするように威圧し、それらを利用しながら、森林全体に広がる、複数の山火事のように、肺全体に広がっています。
それも、数時間から数週間にわたって、肺全体に広がるのです。

コロナが肺を横切ると……?

コロナの感染がゆっくりと肺を横切って移動する時に、コロナの症状である「発熱」「低血圧」「腎臓」「脳」「心臓」「そのほかの臓器」への損傷を、継続的に引き起こす事実が確認されました。
通常の肺炎と比較して、コロナが重症化した場合、長期化するのは、こうした特徴によるものだそうです。

この研究は、コロナ感染者の肺の免疫細胞を体系的に分析したものです。
また、他のウイルスや細菌による、肺炎患者の細胞と比較したのも、はじめての試みだということです。
※参考:『ネイチャー』

さいごに

コロナに感染しても、無症状や軽症の人も多いと聞きます。
しかし、重症化してしまうと、体内のほかの部位にも影響が出て、命を落とすことになります。
変異型のウイルスも出てきているので、感染予防の基本的な事柄は、遵守しておきたいですね。