AnnaBabyTokyo

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寝不足時の集中力UPにコーヒーが有効だが、短期間のみ?スイス・研究

一般のコーヒーは、カフェインレスコーヒーに比べて、睡眠不足時の注意力や認知機能の低下を、一時的に抑える効果があるようです。
しかし、あくまで「一時的」なもので、長時間は持たないようです!?
スイスの最新・神経学研究の詳細を見てみましょう。

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コーヒーのカフェインは神経とどう関わる?

スイスのチューリッヒ大学の研究により、冒頭のようなことがわかってきました。
研究では、神経系統において、コーヒーのカフェインが、どのように作用するかを調査しました。
「二重盲検法」という方法を用いて、アデノシン受容体遺伝子の詳細が観察されました。
調査では、12名の参加者にレギューラーコーヒー(カフェイン入り)、14名の参加者にカフェインレスコーヒーを飲んでもらい、5日間、経過を観察しました。
この間の、参加者の睡眠時間は5時間としてもらいました。

コーヒーのカフェインは3~4日間の睡眠不足をカバー

その結果、カフェインレスコーヒー摂取者と比べて、レギュラーコーヒー群は、3~4日目までの、注意力が高まり、認識機能の低下も抑えられていました。
しかし、5日目には、両群の差は見られなかったそうです。

やはり認知機能UPや集中力UPは「ぐっする眠ること」

この結果をふまえ、研究者たちは、

今回の研究は、程度なコーヒー摂取は、睡眠不足による数日間の影響を軽減できることがわかりました。
しかし、長期的には、集中力UPや認知機能UPの改善は、「ぐっすり眠ること」です。

と述べています。
やはり良質の睡眠が、脳神経の正常化に一番なようですね。
※参考:『神経-精神薬理学及び生物精神医学の進歩』

さいごに

コーヒーは適度の摂取は良しとされていますが、くれぐれもお水代わりにガブガブ飲まないよう、注意しましょう。
興奮神経が活発になりすぎ、「疲れているのに眠れない」という状況になりかねません。
1日1~3杯程度が目安です。