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隠れ肥満に注意! 体脂肪率25%代から危ない?

近年「隠れ肥満」という言葉をよく聞くようになりましたね。
見た目は細めで、体重も正常範囲なのに、カラダに締まりがない人は、隠れ肥満かもしれません!?
見分け方やカラクリなどの詳細を見てみましょう。

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まずは「肥満」の定義を知ろう!

肥満は一般にBMI値が30以上をさし、BMI値が25~30未満が過体重とされています。
ちなみにBMI値とは、肥満度の指数で、BMI18.5~24.9が通常体重、BMI18.5以下が低体重です。

求め方の公式は「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」

例)身長155cm、46kgの場合
46kg ÷ 1.55m ÷ 1.55m ≒ 19.1

となります。

これとは別に、体脂肪率も25%未満が正常範囲とされており、BMI値と単位は違いますが、危険信号の数値は同数なので覚えやすいでしょう。
ちなみに、BMI値が25以上の過体重や肥満の人たちの体脂肪率の平均は30%ほどと言われています。

「隠れ肥満」とは?

一方の「隠れ肥満」とは、体脂肪率だけが25%以上のことをさします。
そのため、BMI値としては正常範囲、またモデル並みにBMI値が例え17代の低体重であったとしても、体脂肪率だけ高いと「隠れ肥満」ということになります。

東海大学医学部の調べでは、BMI値が25以上の人は、間違いなく体脂肪率も高いので要注意ですが、BMIが正常、低体重の人でも体脂肪率が25%を上回る人は、女性を中心に多くなってきており、健康診断などでは見つけにくいので、「隠れ肥満」に対しての警告も必要だと考えられています。

体脂肪率を知るには?

では、ご自分の体脂肪率を知るには、どうすればいいのでしょうか?

BMI値と違って、単にご自分の体重と身長から計算するものではなく、体脂肪が測れる体重計などで測定しないとわかりません。

現在、ほとんどの体重計が、体脂肪率が測れるものになっていますが、昔ながらの古い体重計を使っている方は、機会を見計らって買い替えてみましょう。
そうしないと、ご自分が隠れ肥満かどうかわからないからです。

「隠れ肥満」になるとどうなるの?

隠れ肥満の場合、BMI値は当てになりませんし、健康診断でも警告は出ないので、気付きにくいという難点があります。
上記の体重計以外のサインとしては細いわりにポッコリとお腹が出ている(内臓脂肪)、またお尻周りから太ももにかけてブヨブヨしている(皮下脂肪)といった体型の悩みがある方は、隠れ肥満の可能性が高いと言えます。
体脂肪率の数値は25%代に突入すると、BMI値が正常であったとしても、日に日に何らかの生活習慣病に近付いて行っていることになるので、対策が必要です。

例えばコレステロール値が上がって高血圧になったり、糖尿病のリスクが上がったり、何らかのガンの罹患率が高くなると考えられています。

内臓脂肪は特に注意!

肥満に直結する「内臓脂肪」と「皮下脂肪」ですが、皮下脂肪は年齢とともに、タルミの心配が出てくる程度で、生活習慣病に直結することは少ないと言われています。
しかし内臓脂肪の方は、増えすぎてくると脂肪細胞以外の場所に脂肪がつき、文字通り、肝臓や膵臓といった臓器の周りに脂肪が付き始めることを言います。
こうした脂肪を「異所性脂肪」と呼びます。
ポッコリお腹は、腸内環境が悪いと思われがちですが、内臓に脂肪がついてポッコリしているかもしれないので、油断できないのです。
この異所性脂肪は、臓器の中でも肝臓や膵臓につきやすく、脂肪肝や糖尿病と言った疾患につながりやすいと考えらています。
体型がほっそりしているのに糖尿病だという人がいらっしゃいますが、「隠れ肥満」が原因であったのかもしれませんね。

さいごに

まずは、ご自分の体脂肪率を測定して、隠れ肥満になっていないかどうか確かめてみましょう。
そして隠れ肥満が怪しまれるようなら、特に内臓脂肪がつかないような生活習慣を取れ入れてみましょう。
対策は、過去の記事でご紹介しているので、ぜひご一読くださいね。

食生活から運動習慣まで、多義にわたってご紹介しています。